小さな襟の物語

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可愛らしい葉や実の模様が手刺繍によって施されたアンティークの襟。
下のレースは、ひと針ひと針、手で縫い付けられています。

細やかで丁寧で、そして繊細な手仕事が生み出す、独特の存在感…。
さらにそれが”使われる”ということのなかで醸成されていく雰囲気が加わって、それは単なる”もの”であることを超えて、それを見る者、手にとった者に、ある情感を、心地よさをもたらすものに。

その心地よさは、この小さな襟から、作り手の想いやそれを使っていた人の想い、そしてそれを大切に取っておいた人の想いというものが、ひしひしと伝わってくることによってもたらされるもの…のような気がします。

 

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制作の日々 0428

長く降り続いた春雨の後、
新緑の美しい季節に。

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すっかり初夏の空気。

 
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制作も、少しずつ進めています。
アンティークならではの素朴な味わいが魅力的なクロッシェレースに、
小さなパールビーズをちくちくと縫い付けて。

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わたしのワンピース

保育園に通っていた頃、時々絵本の読み聞かせにやって来るおじさんがいた。
そのおじさんが読み聞かせてくれた絵本のなかで、今でもよく覚えているものがある。

それは確か、『わたしのワンピース』という絵本だった。
記憶では白いうさぎが主人公で、そのうさぎが真っ白な無地のワンピースを着て、お花畑や野原などに出かけるというものだ。

何より素敵なのは、その真っ白なワンピースが、それを着たうさぎが行く先々の風景の模様になるということ。

お花畑に立つと、そのワンピースがお花畑の模様のワンピースになる。
野原に立つと、そのワンピースが野原の模様のワンピースになるのだ。

身につけている洋服が、そんな風にまわりの風景に染まるなんて、なんだか自分自身がその風景の一部になったみたいで、幼心に、なんて素敵な…!と、胸がときめくような思いがしたものだった。

 

白い無地の生地が、いつまでもわたしにとって特別な生地であるのも、「白」という色に魅かれるものがあるのも、案外この物語の力によるものが大きいのかもしれない。

 

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きんかんはちみつ漬け、その後

今年2月に作ったきんかんはちみつ漬け。
漬けたばかりのころははちみつそのままで、とろ〜りとしていたのが、
きんかんから水分が出て、とてもよい感じに。

余計なものの入っていない、
きんかんそのままの、さっぱりすっきりした味が生きていて美味しい…

朝晩はまだまだ肌寒い日もあり、
大きなスプーン二杯ほどのきんかんはちみつ漬けに、
お湯を注いでいただいています。

 

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