小さな襟の物語

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可愛らしい葉や実の模様が手刺繍によって施されたアンティークの襟。
下のレースは、ひと針ひと針、手で縫い付けられています。

細やかで丁寧で、そして繊細な手仕事が生み出す、独特の存在感…。
さらにそれが”使われる”ということのなかで醸成されていく雰囲気が加わって、それは単なる”もの”であることを超えて、それを見る者、手にとった者に、ある情感を、心地よさをもたらすものに。

その心地よさは、この小さな襟から、作り手の想いやそれを使っていた人の想い、そしてそれを大切に取っておいた人の想いというものが、ひしひしと伝わってくることによってもたらされるもの…のような気がします。

 

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