小正月

2016-01-15

年末年始、そして年が明けてからも何かと慌ただしくしていましたが、ようやく落ち着いてきて、ほっと一息…。

今日は、散歩している途中、門松を片付けている人を見かけました。
小正月である15日は、”とんど” の日でもあって、小さい頃は、焚いてもらう古いお札やお正月飾りを持って、家族で神社に行ったことを思い出しました。
この日、神社では焼き餅入りのおぜんざい(お餅は鏡餅を切り分けて焼いたもの)のふるまいもあり、それをとっても楽しみにしていたりもして…。

わたしにとっては、小正月は “とんどの日” でしたが、地域によっては、粥占などの年穀の豊凶を占う行事や、餅花、繭玉、粟穂稗穂(あわぼひえぼ)、成木責(なりきぜめ)、土龍打(もぐらうち)など、作物の豊かな実りを予祝する様々な行事があるようです。
特に東日本に多いようですが、これらの中で、わたしが実際に見たことのあるのは餅花くらいでしょうか。それも、小正月の飾りとしてではなく、お正月の飾りとして飾られたもの…。

古くは月の満ち欠けをもとにした暦が用いられ、満月の日が月のはじめ。そして満月の日が行事の中心。
そういうこともあって、長く、農家の方にとっては、一月一日の大正月よりも小正月の方が重要だったのだそうです。

 

 

 

初春・文楽

2016-01-08 15.30

昨日は、大阪の日本橋にある国立文楽劇場に文楽を観に。
文楽を観るのは数年ぶりだったので、年末からとても楽しみにしていました。

演目は、新版歌祭文(しんぱんうたざいもん)/関取千両幟(せきとりせんりょうのぼり)/釣女(つりおんな)の三本立て。
目当ては、お染め久松の物語である新版歌祭文だったのですが、どれも面白いものでした。

2016-01-09 09.34.34

文楽は、何といっても人形に表情のあるのが魅力的です。
人形だから基本的には顔の表情は変わらないはずなのに(一部の人形では目や眉が動くようになっているものもありますが…)、三人の人形遣いによる人形の身のこなしや、一つ一つのしぐさ、細やかな手の動き、そして太夫による語り、三味線の音などによって、実に複雑で多様で、繊細な心の動きがそこに生まれ、それぞれの人形が本当に生きて動いているような、そんなふうに見えてくるところが面白く、何度行っても魅了されます。

人形の動きでいうと、キセルを吸ったり、お灸を据えたり、針に糸を通して縫い物をしたり、髪を櫛でとかしたり、お化粧をしたり、まな板の上で野菜を切ったり…と、人形の世界のなかで、人間がやっているのと同じように、細かな動作を実際にしているのを見るのも楽しく、動きにユーモアもあって、そこがまた素敵…。

その他にも、太夫による語り(節回し、言葉遣い…)、三味線の音色、三人の人形遣いの表情や動き、舞台装置、人形の衣裳…など、見るべきものががたくさん。

今となってはもう古いと思われるようなお話もあるかもしれないけれど、そういったことを超えて、現代でも(もっというと、時代にかかわらず)心に響いてくる要素や、現代だからこそ楽しめる要素のたくさんある舞台芸術であるように思います。

 

 

 

迎春

あけましておめでとうございます
本年も shiroi mokuren をどうぞよろしくお願いいたします

2015-12-11 13.04

 

 

 

一年の終わりに

今年も一年、たくさんの方にご来店いただき、本当にどうもありがとうございました。

今年は新しい出会いに恵まれた年でした。
shiroi mokuren の作品をお買い上げくださるお客さまは、本当に素敵な方ばかりで、いつもいただくメッセージに励まされ、今年も制作を続けることができました。

お買い上げいただいたバッグを、どんな時にどんな風にお使いいただいているかや、どのように合わせてお持ちいただいているかなどのメッセージをいただくこともあり、お届けしたバッグがそれぞれのお客さまのもとで、それぞれの色に染まり、馴染み、日々の暮らしのなかでお役に立てているのだと思うと、本当に嬉しく、制作を続けられることへの、そして制作を通してたくさんのご縁をいただけることへの感謝の気持ちでいっぱいです。

これからも、それぞれの素材の味や魅力を生かしたバッグ、長く大切に使いたいと思えるようなバッグ、そして暮らしにやさしく寄り添えるようなバッグを作っていければと思っています。
来年も、shiroi mokuren をどうぞよろしくお願いいたします。

今年いただいたたくさんの素敵なご縁に、今年も一年制作させてくれたこの身体に、そしていつも私を支えてくれている家族に、心からの感謝を込めて…

2016年が、みなさまにとってどうかよい年となりますように。
ありがとうございました。

2015-12-11 13.03.2