以前、マリー・ローランサンの色の使い方に触発されて作ったバッグ、
“Rose Laurencin” をご紹介しましたが、今回は、品のあるグレーの本革を基調に、
異なったデザインのバッグ、”Gris Laurencin” (ローランサンのグレイ)を制作しました。
そのバッグの内布に用いたのは、イギリスから届いたこちらのインポートファブリックです。
上質なリネン(麻)混生地で、描かれているのはやさしい雰囲気のバラ。
イギリスの庭園を思わせる素敵な生地です。
以前、マリー・ローランサンの色の使い方に触発されて作ったバッグ、
“Rose Laurencin” をご紹介しましたが、今回は、品のあるグレーの本革を基調に、
異なったデザインのバッグ、”Gris Laurencin” (ローランサンのグレイ)を制作しました。
そのバッグの内布に用いたのは、イギリスから届いたこちらのインポートファブリックです。
上質なリネン(麻)混生地で、描かれているのはやさしい雰囲気のバラ。
イギリスの庭園を思わせる素敵な生地です。
あまりにも緻密な刺繍であると、それが手刺繍なのかどうか、一見わからないことがあります。
でもよくよく見ると、その質感や繊細さは明らかに手刺繍でしか生み出されないもの…。
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先日、ご紹介させていただいたリボンポーチにあしらったこちらのアンティーク生地。
手刺繍の雰囲気…と思う反面、表側も裏側も糸の運びがあまりに正確であったので、(また、生地いっぱいに施された刺繍であることも手伝って、)どこかで “本当に手刺繍だろうか…”という気持ちをぬぐいきれずにいたのですが、先日、手元にある刺繍ものをいろいろとひっぱりだしてきて、それと見比べたりしながらじっと観察しているうち、裏面の正確な糸運びの中にも、ところどころ玉止めされている箇所などがあるのを確認して、やはり手刺繍なのだと思うに至りました。
目を見張るような美しい刺繍…。
“出来上がったもの” を見ていると、その作業過程は本当に気の遠くなるようなもののように思われますが、もしかすると、作り手にとってはその作業は、 “時間” という次元とは別のところにあるものであったかもしれませんね。
一時の猛暑がようやく和らぎ、ずいぶん過ごしやすくなりました。
いつも通り作業に専念するのが困難なくらいのひどい暑さだっただけに、
窓から入ってくる心地よい風の中で仕事をすることができるのを、
しあわせに感じるこの頃です。
これから本格的に秋冬に向けての制作に入ります。
いつも、もうちょっとそのシーズンのものを作っていたい…というような、
ちょっぴり名残惜しい気持ちもあるのですが、
秋冬は秋冬で、そのシーズンにしか使えない素材があるので楽しみです。
次回は、季節を問わずお持ちいただけるバッグに加え、
秋冬ならではの素材にこだわったバッグもご紹介できれば…と思っています。
どうぞお楽しみに。
2013 秋冬 も、shiroi mokuren をどうぞよろしくお願いいたします…*
::: お知らせ :::
HPの information にも記載させていただきましたが、
勝手ながら、9月3日〜9月6日までお休みをいただきます。
この間もご注文・お問い合わせはお受けしておりますが、
ご連絡や発送作業等は、9月7日以降となります。
ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。