日々のこと」カテゴリーアーカイブ

志村ふくみさんの作品展

ばたばたと過ごしていたら、すっかりご無沙汰してしまいました。
3月に入ってから、友人が京都に遊びに来たり、友人、知人の家に遊びにいかせてもらったり…という機会が多く、ここ一ヶ月でたくさんの人と久しぶりに再会しました。
こういうことは不思議と重なるものですね。

暖かくなったり、寒くなったり…の時季ですが、日差しはすっかり春の日差し、外は春の匂いでいっぱい。
桜もつぼみの先がほころび始めて、かわいらしいピンク色が顔をのぞかせています。

2016.50.14

先月末、京都国立近代美術館に、染織家・志村ふくみさんの作品展を観にいってきました。
初めて志村さんの作品を見たのは 2〜3年前でしたが、織られた布のあまりに繊細な表情と、自然の秘めたる深みのある色合い、そしてそれらの色の組み合わせによって仕立てられた着物の佇まいに、ほとんど衝撃といっていいようなものを受けたことをよく覚えています。

自然には、外側からはしかと見えなくても、内に孕んでいるエネルギーがあるのであって、それは人智をはるかに超えるもの。その神秘に心動かされます。

志村さんの作品は、よい意味で “人間臭さがない” とでも言ったらいいのでしょうか…。 “自分が” 何かを作る、というのではなく、自然に耳を傾けることに徹する姿勢から生み出される何かがあるように思います。

 

 

 

季節の花

2016-01-19

椿。
歩いているといろいろの種類を見かけます。
色の少ない季節に、色鮮やかな紅色がぱっと目を引く花。
つややかな緑も印象的です。

 

椿は日本ではどこでもよく見かける花木で、特に目をとめて眺めることの少ない花のようにも思いますが、茶人にとっては冬の茶花として重要な花で、昔からとても大切に育てられてきたのだとか。

お部屋に一輪の椿…
という風景は、想像するだけで素敵です。

 

そして…3年程前に見た、日本画家・佐藤太清さんの「雪つばき」。
椿と言えばこの作品を思い出します。

写真では、色が実際のものと随分違ってしまっているのが残念なのですが、雪のやわらかな質感、椿の存在感がとてもよく描かれています。
最初に見たときは、神々しさまでも感じた作品。
心惹かれる、生涯忘れられない絵の一つです。

1110

 

 

 

 

 

 

初雪

1月20日

朝起きると窓の外は雪…
とても静かな朝。

2016-01-20 09.43

午前中はずっと雪が降り続けていたけれど、
午後には青空が広がり、日が差し込み、
積もった雪はどんどん融けて…

2016-01-20 14.39

道端に雪の少しだけ残る道をお散歩。

2016-01-20 14.47

南禅寺では、屋根からの雨だれが見られました。
日を受けて輝き、きらきらと。

2016-01-20 14.53

 

***

いろいろと落ち着いてきて、生活のリズムもようやく戻り…
昨日、今年初めてミシンを出しました。

今年初の縫い物は、夫の弾くバンジョーのケースの修理から。
バンジョーはとても重い楽器で、持ち運ぶ際、夫はそれを背負っているのですが、ちょうどケースの肩ひものパッドの部分が破れてきていたので、そこを補修しました。

縁取りテープの縁部分の縫い目が大きく、そこからの破れだったので、縁取り部分の縫い目を、上から細かい目で縫い重ねて補強した上で、破れた部分には継ぎ当てを…。

2016-01-21 11.06.38

重い楽器なので、どうしても肩で背負う部分に負荷がかかって傷みやすいですが、これでまたしばらくはもってくれるでしょうか。

その他、昨年末にやり残していた洋服等の補修も終え…
これからまた少しずつ、バッグや小物などを制作していきたいと思っています。

 

 

 

アグネータ・フロックの世界展

美術館「えき」KYOTOで開催されている “切り絵作家 アグネータ・フロックの世界展”。
散歩の途中、貼られているポスターを見て知ったときからからずっと気になっていた展覧会で、昨日見にいってきました。

2015-12-18 10.47.22

展示されていたのは多くが切り絵作品。
切り取られた紙に着色して、それを、大きな紙に貼って作られた作品の数々…。

パンフレットで見ていた時は、切り絵というよりは水彩画のような感じだなあと思っていたのですが、実際に作品を目にすると、やはりそこには、切り絵ならではの表現とそれによって創りだされる世界がありました。

バラのジュース
2015-12-18 10.48.58

ネコのレストラン
2015-12-18 10.50.04

切り絵というと、カッターで細かく切り込みを入れて、繊細で複雑な文様や世界を切り取り、描き出す、というイメージがありましたが、彼女の作品は、切り絵自体の細やかで繊細な表現というよりは、切り絵ならではの “線” や “輪郭” を生かした表現でありながらも、全体としては “紙” 自体の持つ素朴さやぬくもりを感じさせるような、大らかな作品であるように感じます。

展覧会場で放映されていた制作動画を見て驚いたのは、切り取る際、下書きなどを一切せず、手に紙と小さなハサミを持ったかと思うと、一息にそれぞれの形を切り出していたこと。頭の中にすでに切り取られた後の形のイメージが明確にあるのだと思いますが、そのイメージのみで自由自在に様々な形を切り出していく様には目を見張るものがありました。

 

太陽とボール遊び
2015-12-18 10.50.25

2015-12-18 10.52.15

特に印象的だったのは、色づかいと植物の表現。
生き物自体の持つ生命力が、溢れんばかりに描かれています。

2015-12-18 11.15.03

2015-12-18 10.49.37

2015-12-18 11.06.07

2015-12-18 10.47.39

 

他にこんな面白い作品もありました。

永遠の結び目
2015-12-18 11.09.00

そして、万葉集の歌を題材した作品も。

2015-12-18 11.06.42

その他、スウェーデンの民間伝承に登場する幻の馬、ストリームホースの作品や、タペストリーなどの染織作品も展示されていました。

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アグネータ・フロックの世界展は、今月27日までです。