檜扇と庭守

7月14日、檜扇が咲きました。

祇園祭のころに咲く花。
昨年、母の庭から株を分けてもらって、植え付けていたものが大きくなり、この夏、見事に。

凛とした佇まいで、ひときわ存在感があります。
いよいよ夏本番ですね。

 

最近作ったカントリードールは、庭守をイメージして作りました。

胸には、アンティークのマザーオブパールのボタンがふたつ。

ギャザーたっぷりのスカートとエプロン。

以前、いいなあと思って、別々に買っていた生地たちが、イメージしていた雰囲気にぴったり。
この子のお洋服になるのを待っていたのかな…と思うくらいしっくりときて、ただそれだけで、とてもうれしい気持ちになったのでした。

 

 

 

7月の庭とキルト

今月に入って、ブルーベリーが色づきはじめました。
食べごろになったものから順番に、毎日、数粒〜10粒ほどずつ収穫しています。
甘酸っぱくて、そのままでも美味しく、ぱくぱくと食べてしまいます…。

この日は、きゅうりとミニトマトも。

朝顔とひまわりも咲き始めました。

こぼれ種からぐんぐん成長したひまわりは、物置の屋根を越えて、はるか上の方でこんなに元気に。

野菜は、レタスに花が咲き始め、パクチーにも蕾。これらも、こぼれ種+採種でいきたい…と思っています。

今年は、種まきした紫蘇(青も赤も)はことごとくだめで、こぼれ種で、庭のあちこちに出ているものを集めて使っています。
オクラも、種まきしてから発芽はしたものの成長があまりよくなく、今年は収穫も、種取りもできるかどうか、といった具合。
これから種まきする時は一つの畝だけでなく、複数箇所に分けて種まきするのがいいかも…などと考えております。

気候がどんどん変わっていく中で、確実に種取りして、つないでいくことは、より、この土地、これからの気候に合った野菜を育てていくことにつながるはずなので、大事にやっていきたいと思っています。

 

さて、ミニキルトは、以前作ったこちらに、サイズと色味を合わせて、さらに2つ作ってみました。

左から、”カードトリック”と”オクラホマへの道”という伝統柄。

カードトリックは、4枚のカードが重なったように見える面白い模様。お気に入りの布を集めました。

オクラホマへの道は、”道”が想像されるような、草花モチーフの生地を組み合わせて。

どれも額に入れると31cmという大きめのサイズ。
並べて廊下に飾りました。

 

 

 

着せ替えアン

赤毛のアン風の、着せ替え人形を作りました。

お顔は刺繍。

エプロンを取ると、こんな感じです。

ワンピースの生地は、ブラウンベースのバイヤスチェック模様。
この生地を見たとき、アンの服が頭に浮かび、この生地との出会いが、アンの着せ替え人形を作るきっかけとなりました。

ナイトウェアに着替えると…

“bedtime stories” は、木製の本型を、アクリル絵の具でペイント。

ドロワースとナイトウェアの生地は、実際にナイトウェアとして使用されていたアンティークの生地からとってみました。
とっても繊細な肌触り…です。

 

 

 

じゃがいも、いちじく、植木鉢のお人形

6月ももう終わり。
蒸し暑い日が続いています。

6月19日。晴れた日に、じゃがいも(男爵)を掘り上げました。
いつも、皮付きのまま、芽だけとって調理していただきます。
人参も、大根も、じゃがいもも、皮付きのまま食べるのがおいしい。

今年はいちじくが豊作。
色が赤くならないタイプのいちじくで、お尻の部分が割れてきた頃が食べ頃。

明日取ろう、と楽しみにしていて翌朝見てみると、鳥に先に食べられていた…ということが2回ほどあったのですが、鳥の食べ残したいちじくには、アリやカナブンなど小さな生き物たちがやって来て、みんなで最後の最後まで、きれいに食べ尽くす様子を見ることができました。
(カナブンなんて、むしゃむしゃ、という感じで食べていて、とてもかわいいのです。)
他の生き物たちにとっても、きっとおいしい、貴重な食べものなのだろうな。

 


さて、最近、素焼きの小さな植木鉢が手に入ったので、それを組み合わせて、ずっと作ってみたかったテラコッタドールを作ってみました。

身長約15cmのちいさな子。
お花や観葉植物、多肉植物などと一緒に飾るのはもちろん、この子だけで飾っても、素朴でとってもかわいいのです。

この子は、埼玉県のお客さまのもとへ。
ご縁に恵まれて、うれしい気持ちでいっぱいに…。
ありがとうございました。

他にも、ちょこちょこと作っているものがあるのですが、いろいろ並行して作っていて…。
また少しずつご紹介できたらと思っています。

いつも見てくださって、ありがとうございます。

 

 

 

6月の庭仕事

気がつけば、6月に…
なんだか真夏並みの暑さが続いていて、6月ということを忘れそうになるくらい…です。

今年、初夏にとれた豆は、成長はゆっくり、大きくなったと思ったら、すぐに老いるという感じで、収穫期間がいつもよりとても短いものでした。
こう感じていたのはわたしだけではないようで、他の方の中にも同じようにおっしゃっている方がいて、春からの、やや不安定な気候が関係しているのかな…と思ったりもするのですが、これからどんどん、これまでと同じようにはいかなくなっていくのかもしれません…。

梅は昨年とうって変わって、今年は不作。
庭の梅だけでは足りないので、少し買い足して、今年もシロップを仕込みました。

九条太ネギの種取りも。

今年の楽しみは、なんといっても、ブルーベリー。
小さな苗木を植えてから3年目。
木も大きくなり、実がたくさんなっております。

花が咲いていた初夏は、こんな感じでした。

そろそろ鳥に食べられないように、網掛けも…

黒田五寸人参とミニトマトは順調に大きくなり、トマトは実がつき始めました。

茄子とイタリアンパセリ。こちらは、ゆっくり、のんびりペースで、少しずつ大きくなっています。

最近、痛感しているのは、こぼれ種の持つ生命力。
庭の隅に、野菜や庭の植物の残渣を積み上げているのですが、そこからのこぼれ種で、今年はコモンマロウとひまわりが芽を出し、どんどん大きく。

他に、赤しそ、青しそ、マリーゴールド、朝顔、藍も、予期せぬところに、こぼれ種からたくさん芽を出しています。

やはり、自然の力はものすごい。
人間が種まきしたものと、こぼれ種から出た芽とでは、勢い、生命力が違うのです。
極力、こぼれ種から育つものを、大切にしようと思うこの頃です。