秋の声

立秋を過ぎ、ようやく朝晩には涼しさを感じられるようになりました。

夏の盛りを過ぎ、夜には虫が鳴きはじめて、秋の気配があちこちに…

 

今日は、曇っていて風があり、涼しかったので、午前中に久しぶりに畑仕事を。
終わった夏野菜を片づけて、2つの畝には、生ごみを発酵させて堆肥化したものを入れました。

今年の夏は、雨の全然降らない酷暑続きだったので、畑の野菜で枯れてしまったものも。
全体的に育ちがよくなく、特に8月に入ってからは、みんなとてもしんどそうでした。
水やりだけでは追いつかない暑さ。藁でマルチをしていない畝は、からからに乾燥してしまって、まるで砂漠。
あまりに高温になると、微生物も活動しなくなるのだそうです。

夏の暑さは年々厳しくなってきている印象で、畑をどんなふうにしたらよいのか、考えています。
夏でも居心地のよい庭…。

 

最後に、この夏に作った涼しげなお人形を…。
ちょっと懐かしい感じのする、小さな妖精です。

このお人形は、古布を使って作りました。
お顔と手足は、絹のちりめん。
お洋服は、綿の古布。
羽は麻。
レースは、アンティークレースと現行品のレースを組み合わせています。

身長は約24cm。

和と洋とを組み合わせると、なんだかノスタルジックな雰囲気に…。
夢みているような、祈りを込めているような…そんな妖精に仕上がりました。

 
 
 

およく

8月9日

功徳日に、東大寺二月堂に参拝に行きました。

この日は一年の中でも特別な観音様の縁日で、この日にお参りすると、四万六千日お参りした功徳があるのだそうです。
功徳に浴するという意味で「功徳日(およく)」と呼ばれています。

この日は、最高気温37度。午前中に行きましたが、家から自転車で行くと汗だくに…
休憩所で、そうめんと冷やしぜんざいをいただいて、ほんとうに、生き返る心地でした。

万燈明料をお納めして福引も。

 

二月堂には、大小二体の十一面観音菩薩さま(二月堂のご本尊が大観音、修二会期間中のご本尊が小観音)が祀られていて、絶対秘仏で目にすることはできませんが、この日はお堂の中のお写真で、二月堂のご本尊の大観音を拝見することができました。
(修二会期間中に奈良国博で開催されている「お水取り展」で、大観音、小観音の描かれた巻物を拝見することができます。)

 

普段閉じているお堂が開かれて、お参りさせていただけて、ただただそれだけで、とてもありがたい気持ちに…

一番暑い季節にお参りして、たくさんのエネルギーをいただいて帰りました。

 

 

 

恵みの雨

雨の降らない酷暑が続いて、庭の草木や畑の野菜も、今年はとてもしんどそう…
水やりだけでは追いつかず、雨よ、降っておくれ…と祈るような毎日。

ようやく昨晩と、今日のお昼すぎから雨が降ってくれました。
暑さもほんの少し和らいで、ほっとした気持ちに…。

 

一年で一番暑い季節に、涼やかなお人形を。

首元には、カットワークレースに、金色の入ったアンティークのボタン。

後ろ姿もかわいい子です。

 

 

 

小さな木製ドール

毎日ほんとうに暑い日が続きますね。
暑すぎるためか、蝉も、朝と夕方には賑やかに鳴いていますが、昼間は、しん、としております。

 

暑い日中は、部屋で作業。
先週は、先日ご紹介した赤毛のアンのお人形に使ったのと同じブラウンチェックの生地で、10cmほどの小さな木製ドール、アンとダイアナを作ったり…

身長17cmほどの木製スタンディングドールを作ったりしました。

どちらも平らなところで自立して立たせることができます。

10cmのドールたちは埼玉県のお客さまのもとへ、17cmの子は青森県のお客さまのもとへ。
私の行ったことのないところにもお届けできて、とってもうれしい…
ありがとうございます。

 
 
 

檜扇と庭守

7月14日、檜扇が咲きました。

祇園祭のころに咲く花。
昨年、母の庭から株を分けてもらって、植え付けていたものが大きくなり、この夏、見事に。

凛とした佇まいで、ひときわ存在感があります。
いよいよ夏本番ですね。

 

最近作ったカントリードールは、庭守をイメージして作りました。

胸には、アンティークのマザーオブパールのボタンがふたつ。

ギャザーたっぷりのスカートとエプロン。

以前、いいなあと思って、別々に買っていた生地たちが、イメージしていた雰囲気にぴったり。
この子のお洋服になるのを待っていたのかな…と思うくらいしっくりときて、ただそれだけで、とてもうれしい気持ちになったのでした。