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夏の夕暮れに

7月8日
散歩の途中、バス停の屋根の裏側に、燕の雛がいるのを見つけました。

まだ目は開いていなくて、頭のてっぺんに小さな毛が生えています。

 

それからちょうど一週間たった、7月15日。
巣におさまりきらないくらい大きくなって、おしあいへしあいしている風。
目も開いて、喉のところが赤くなって…。

時々、伸びをしたり、羽を伸ばしたり、からだの向きを変えたり。

 

そして、その2日後の17日。まだいるだろうと思って行ってみると、なんと、もう巣だったあとでした。

 

近くを歩いていると、あの子たちかなと思う燕が。
まだ飛び慣れていなくて、親つばめと一緒に、飛ぶ練習をしているみたいでした。

巣だったばかりの子どもは、尾が短いので、そうとわかります。

 

暑さがやわらぎ、ほっとする夏の夕暮れでした。

 

 

 

歩く

お天気のよかったゴールデンウィーク。
山辺の道を歩いたり、畑仕事したり… のんびり、気持ちよく過ごしました。

山辺の道は、奈良の東縁の山裾を南北に、春日山の麓から三輪山の麓まで続く最古の道。
天理から大神神社を経て桜井までの間を歩くのが一般的なようですが、奈良市内に住んでいるので、せっかくだから、と、昨年より、何回かに分けて、春日山の麓から、三輪山を目指して歩いています。

1日目は、春日大社〜白毫寺〜正暦寺〜円照寺まで(2022年)約12キロ
2日目は、円照寺〜弘仁寺〜白川ダム〜石上神宮〜天理まで(2023年4月)約12キロ

3日目の今回は、天理〜石上神宮〜長岳寺〜柳本まで(約10.3キロ)を歩きました。

環濠集落を通ったり、古墳を見たり、

のどかな道をひたすら歩き、

柿畑を間近にたくさん見て、

遠くに三輪山を眺め、

最後は、長岳寺でゆっくり休憩。

長岳寺最寄りの柳本駅から、電車で奈良に帰りました。

歩いていると、小さな生き物や、植物や、お寺や古墳や、古い町並みや、そこに住む人びととの出会いがたくさんあり、それがとても魅力的。
目で見て、風を感じて、初夏の音を聴き、匂いを全身で味わって…しあわせなひとときでした。

次はいよいよ、柳本から大神神社を経て、桜井まで。
いつになるかわからないけれど…楽しみです。

 

 

 

尾道へ

先日お休みをいただいて、尾道へ。

霧に包まれる街。

船の行き交う街。

坂道の街。

猫の街。

林芙美子さんの生まれ故郷で、

海の街。

着いた日の翌日は、自転車を連れて船に乗って、向島へ。

向島から、自転車で因島を目指します。

向こうに見える、あの橋を渡って…

因島へ。

因島で、水軍城を見て、お昼を食べて、次はこの橋を渡ります。

生口島へ。
生口島では、船を作っているところを見たり、平山郁夫美術館に行ったり。

帰りは、平山郁夫さんの生家の近くの港から、船で尾道へ帰りました。

旅の3日目は、福山の鞆の浦にも寄り…

美しい景色をたくさん見て、美味しいものを食べて、地元の方の温かさをたくさんいただいて…
しあわせな気持ちに包まれて、帰ってきました。

 

途中、因島で地元の方に、「うちの庭で獲れた八朔じゃ」と、いただいた八朔。
因島は八朔誕生の地だそうです。
瑞々しくて、とっても美味しい。

お昼に入ったお好み焼き(尾道焼き)やさんでも、お店のお母さんが、食後にサービスで八朔入りのシフォンケーキを出してくださり、さらに手土産に八朔まで持たせてくれました。
この旅で、八朔は特別な果物に…

この旅で出会った方たちのこと、一生忘れない。
よい旅を、ありがとうございました。

 

 

 

夏の畑

春先に種蒔きした紅花。
先週あたりから、花の盛りを迎えています。

この1週間くらい、毎朝、紅花摘みを。
咲いたものから、少しずついただいて、摘んだ花びらは天日で乾燥させます。

最初は黄色いのに、乾くと紅花色に。

紅花染めをしてみたいなと思っていますが、どのくらい集まるかな・・

(先月撮った写真ですが、)今の季節、畑には・・

コモンマロウ

枝豆と六角オクラ

四葉キュウリ

トマトに真黒ナス

夏野菜が、少しずつ大きくなってきています。

こちらは、黒田五寸人参の花。

とってもおいしかったので、種取りできないかな〜と思い、花咲かせております。

そして、レモンの木にはアゲハ蝶の卵。
鳥のフンのような小さな幼虫を1匹だけ捕まえて飼育ケースに入れると、どんどん大きくなり、レモンの葉っぱをたくさん食べて緑色の幼虫になり、蛹になってから2週間あまりで、こんなに美しい蝶に。

ちいさな命に自然の神秘・・

 

 

 

風に乗って

先日散歩していると、まるで雪のように積もった白いふわふわとした綿のようなものが・・

よく見ると綿毛で、小さな黒い種がついています。
調べてみると、丸葉柳の柳絮(綿毛のある柳の種子)、と。

風に乗ってふわふわと舞うさまは、雪がちらちら舞っているようで、とても幻想的。
いつまでも見ていたくなる、初めて目にする光景でした。