日々のこと」カテゴリーアーカイブ

春の味

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日差しが暖かくなってくると思いだす味があります。
少し苦くって、でも土の匂いと春の青々とした生命力を感じさせるような味…
実家近くの土手に、ぽこぽこと小さな可愛らしい頭を出しているのを、
一本一本丁寧に摘んで帰った土筆。
家でそれを料理してくれるのは、いつも決まって父でした。
土筆入りの卵焼き。
土筆と聞くと、陽がいっぱいに差す中で摘んだやわらかな土筆の感触と、
緑の匂いと、この土筆入りの卵焼きの味が、いつも一緒になって思い出されます。

春の雨

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今日外に出ると、春の匂いが。

つぼみも大きくなり、

花たちも顔を出し始めています。

まだ冷え込む日もあるけれど、

春は確実にやってきている。

夕方からは雨が降り、

草花の香に、春の雨の匂いも混じって。

いつもより少し早く感じた「春の夜」。

「春の夜」に、どこかしら淡く儚い感じを覚えるのは、

この匂いのせいもあるのでしょうか。

この冬、冷え込みが厳しかったことや、

大きな災害があったこともあり、

これまでにないくらい、

春の訪れを嬉しく感じています。

地震のこと

3月11日、地震が起こった時、私は大阪にいた。
私自身、それほど大きな揺れは感じなかったけれど、
関西でも場所によってはふわりふわりゆらりゆらりと、
大きな揺れがあったようだった。
帰宅後、テレビで信じられない光景を目にした。
言葉が出なかった。
私がまだ中学生で大阪に住んでいた時に起こった
阪神大震災の時の恐怖を思い出す。
明け方の突き上げるような大きな揺れ。
はっとしてベッドの上に起き上がって
様子を見ることしかできなかったこと、
少し揺れがおさまってから
階下にいる両親のもとに大急ぎで行ったこと、
父が大きな本棚の置いてある部屋に寝る
弟の様子を見に飛んでいったこと…
たったこれだけの経験でも、
私のなかでは生涯忘れることのできないこととして
心に刻まれている。
被災地の方々の心の痛みはいかばかりかと思うと、
本当に胸が締め付けられるような気持ちになる。
私たち人間も自然の一部なのだと思う。
ときどき自然は、私たちの忘れかけた頃に、
その大きな存在の一端を垣間見せる。
私たちは起こったその状況を受け入れるしかない。
そしてそこからできる限りのことをやっていくしかない。
「しかない」というと消極的・受動的に
聞こえるかもしれないが、
別の言い方をするならば、人間はその状況を受け入れる
「力」を持っている、ということなのだと思う。
時間はかかるかもしれないけれど、
その状況を力に変えて、みんなで支えあいながら
そこからまた一歩一歩歩んでいくことができると、
強く信じている。
私も私自身にできる限りのことをやることから、
始めたいと思う。
被災された方々が、一日も早く安心して
毎日を送ることができるようになりますように。
亡くなられた方々が、どうか心安らかでありますように。
心よりお祈り申し上げます。

初・味噌仕込み

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今日は、奈良に住む知人宅で

味噌の仕込みをさせていただきました。

私にとっては、全く初めての経験!

当日の仕込みの前準備として、

まずは乾燥大豆を購入するところから始まり、

5日前には、大豆を洗っておよそ36時間水に漬け、

(大豆は水をいっぱいいっぱい吸い込んでどんどん膨らむ!)

3日前に、それを弱火でのんべんだらりと煮、

前日に柔らかくなった大豆と煮汁を分け、

さらに煮汁を煮詰めて呉(豆の煮汁)を作り…という作業をし、

今日はそれらをもって、いざ知人宅へ…!

朝10時頃から、その煮た大豆をつぶしてペースト状にし、

麹と塩を混ぜたものと、呉、大豆をあわせてひたすら捏ね、

空気を入れないようにして壺に入れる、

という、およそ2時間ほどの作業でした。

麹の独特の匂いと大豆の甘い匂い、

そしてそれを捏ねるときの、その感触!

子どものころに、土に水を混ぜてお団子をつくって

遊んでいるときのような、なんだかとても懐かしいような感覚。

1.5キロの大豆ペーストに、

およそ3キロの麹、1キロの塩を混ぜたものを

捏ねるというのは相当の力仕事…ではありましたが、

知人宅には、小さな子ども連れの夫婦や、

ご近所さんたちも何人かいらしていて、

みんなであっちを手伝い、こっちを手伝いしながらの作業で、

とても楽しくわいわいと…。

あっという間の2時間でした。

昨年も仕込まれた方は、

昨年作った味噌を持ってきておられて、

それを味見させてもらったのですが、

それぞれの家庭ごとに色が違い、そして味が違っていて…。

これから十月十日(実質は8ヶ月ほどだそう)、

熟成するのを陰でひっそりと見守ります。

出来上がるのは今年の秋。

とっても楽しみです。

HIDE-AND-SEEK PIECE

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ふと思い出すことば。

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Hide until everybody goes home.
Hide until everybody forgets about you.
Hide until everybody dies.

HIDE-AND-SEEK PIECE (1964 spring) 

(Yoko Ono “grapefruit juice” より)

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(日本語訳)

隠れていなさい、

みんなが家に帰ってしまうまで。

隠れていなさい、

みんながあなたを忘れてしまうまで。

隠れていなさい、

みんなが死んでしまうまで。

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