投稿者「shiroi mokuren」のアーカイブ

くったりレザーのリボンショルダー(Gris Laurencin)

マリー・ローランサンの色の使い方に触発されて作ったバッグ、”Gris Laurencin” (ローランサンのグレー)。
以前、作ったもの”Rose Laurencin” とは逆に、今回はグレーを基調として、くったりとした本革を表地に、裏地に淡いピンクベージュの花柄インポートファブリックを用いて制作しました。
RIMG0013_201309191454457b1.jpg
表地は、質のよい上質な本革。やさしくやわらかなグレーで、シックで上品な雰囲気です。革ですが、硬くはなく、くったりとしたしなやかさがある革ですので、布バッグのような感覚でお使いいただけます。
RIMG0052.jpg
バッグをくるりと巻いたリボンは、裏地と共布。リボンの裾には、アンティークレース生地と、繊細なアンティークレースもあしらいました。
RIMG0093.jpg
RIMG0053_20130916152202152.jpg
裏地は、リネン混の花柄生地。淡いクリーム色の花が、やさしく女性らしい雰囲気で素敵です。
RIMG000118.jpg
RIMG0088_20130916152209bbd.jpg
持ち手の裏にもファブリックを…。ちらちらと見えてアクセントになります♪
本当にしなやかで上質な革で、また幅広なので、肩にしっくりと馴染みます。
RIMG0038_20130916152204c49.jpg
底部分
RIMG0045.jpg
バックスタイル
RIMG0005_20130919145449e9d.jpg
表地にあしらった、花柄ファブリックのリボンがアクセントになって、シンプルながらも、落ち着いた可愛らしさのあるバッグに仕上がりました。こだわりの上質素材と、それが醸し出すやわらかでやさしい雰囲気をお楽しみいただけるショルダーバッグです。
RIMG0058_20130916152202ce5.jpg
◆ size (平置き) ◆
w(口回り) 約 40cm、h (サイド)約 37.5cm、マチ 約 12cm
持ち手の長さ 約 53.5cm

秘密の花園

以前、マリー・ローランサンの色の使い方に触発されて作ったバッグ、
Rose Laurencin” をご紹介しましたが、今回は、品のあるグレーの本革を基調に、
異なったデザインのバッグ、”Gris Laurencin” (ローランサンのグレイ)を制作しました。

そのバッグの内布に用いたのは、イギリスから届いたこちらのインポートファブリックです。

RIMG0034_20130913231144e03.jpg

上質なリネン(麻)混生地で、描かれているのはやさしい雰囲気のバラ。
イギリスの庭園を思わせる素敵な生地です。

 

 

 

再び、ホームスパンリネンのこと

いつもそうなのだけれど、
アンティークのホームスパンリネンに触れていると、
生地が呼吸しているように感じる。
その生地だけがもつ質感、色合い、匂い。
皺や、生地の癖のようなもの…。
それらは、すべて、糸の、そして生地の生きてきた空気を含んでいる。
RIMG0019_20130913231401f6b.jpg
RIMG0021_20130913231401d02.jpg
たとえば “皺” は、
近代以降、どちらかというと排除される方向に動いてきたように思うけれど、
そういうものにこそ、生きた何かを感じる。
              *
その生地だけが持つ独特の風合い、皺、癖のようなものも
すべてあわせてお楽しみいただけたら…。
そう思いながら制作したホームスパンリネンのバッグ、
次回の新作UPの際に、他のバッグとともにお店に並べる予定です。
RIMG0099-1.jpg

秋の装いに

RIMG0048_20130913110638770.jpg
クラシカルなバラと植物の描かれた、ふくれジャガード生地。
ふっくらと少し盛り上がった部分とそうでない部分(凹凸)があり、さまざまな表情を見せてくれる存在感のある生地です。
お色づかいもとても素敵です。
RIMG0013_20130913110635435.jpg
RIMG0015.jpg
RIMG0005_201309131106344e2.jpg
RIMG0002_20130913110632fc5.jpg
以前も一度、取り扱っていた生地ですが、やはりとても魅力的なので、今季もこちらの生地を用いて制作したバッグをご紹介できればと思っています。
どうぞお楽しみに。