梅の花も咲き始め、
風はまだまだ冷たいものの、
一時期に比べるとずいぶん暖かくなってきました。
昨日の京都は、雪ではなく、久しぶりの大雨。
陽暦の2月19日頃は、
「雪が雨に変わり、雪や氷が解けて水になるころ」
であるということから、
二十四節気では、「雨水(うすい)」と呼ばれる時期なのだそうです。
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今日、2月8日は「針供養」の日。
永年休まずに使ってきた針をその日に限って休ませ、
折れた古針を供養する行事で、
女性に縁の深い淡島神社で行われるのだそうです。
地域によって、2月8日に行うところと、12月8日に行うところ、
その両日に行うところがあるようです。
普段は硬いものばかり刺している、というので、
古針を、豆腐や蒟蒻、餅などやわらかいものに刺して、
神社で供養したり、川へ流したりするのだとか…。
かつて、和歌山は加太の淡嶋神社を訪れた際、
針供養の後に針が納められる
「針塚」があったことを思い出します。
毎日使う針を休め、供養する日。
その針供養の日が、2月8日、12月8日であるのは、
2月8日を事始め、12月8日を事納めとして、
それぞれ、農耕を始め、終わる日であった
ということと関連するようですが、
このように、いわば一年の「節目」にあたる日に、
日常の針仕事の手をとめて、
針を休ませる行事が営まれてきたということから、
女性にとって針仕事がいかに身近なものであったか、
そして針は、単なる「モノ」ではなく、
日常的に使う大切な仕事道具であったということがうかがえます。
毎日使っているものほど、「ありがたみ」が見えにくくなるものですが、
こういう日のあることで、日常的な連鎖をいったん断ち切って
改めて道具たちと向き合うことができるのでしょうね。
だんだんハレとケの区別が曖昧になってきている現代ですが、
こういったハレの日があるからこそ、ケが成り立っていて、
それと同時に、ケがあるからこそ、ハレがある、
というこの切っても切れない関係を思わずにはいられません。
ふと思い出すことば。
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Hide until everybody goes home.
Hide until everybody forgets about you.
Hide until everybody dies.
HIDE-AND-SEEK PIECE (1964 spring)
(Yoko Ono “grapefruit juice” より)
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(日本語訳)
隠れていなさい、
みんなが家に帰ってしまうまで。
隠れていなさい、
みんながあなたを忘れてしまうまで。
隠れていなさい、
みんなが死んでしまうまで。
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最近作ったバッグに使ったレースです。
淡いベージュ、オレンジ、パープル、そしてグレーがかった青色が
全体としてどことなく優しさを醸し出す風に編まれた、
あまり見ない感じのレース。
全ての糸をぴんとはった状態で編んでいるのではなく、
少しゆるませているところがあり、とても雰囲気があります。
生地やレースの仕入れに行くたびに、
いつもよいものに出会えるというわけではありません。
ぴんとくるものがないときは、無理には買わず
ぶらりと見て回るだけで手ぶらで帰ることも。
でも、あ!と立ち止まらせ、何か自分の中のセンサーに
響いてくるものと出会ったときには、迷わず購入します。
そういうものと出会ったときは、それ自体に存在感があるためか、
それが醸し出しているものから、おのずと「こういうバッグ…」
というイメージが浮かんでくることが多いです。
このレースを用いて作ったバッグも、そのようなものの一つ…。
表側の布は、黒のコットンリネン、
内布は、これまたぴんときて迷わずに購入した、
グレーがかった淡いパープルの美しいリネンを用いています。
この内布のリネンの風合い、
そして何とも言えないこの独特の色合い…。
ぜひお手にとって見て頂きたいバッグの一つです。