京都、円山公園のしだれ桜。
花についてこんなふうに言うのは少しおかしいかもしれないけれど、「たわわに実らせる」という言葉がしっくりくるぐらい、たくさんの小さな小さな花たちを一斉に咲かせて。
繊細で、儚げで、そして逞しい。
たくさんの屋台の出ているなか、こんな屋台も。
一瞬タイムスリップしたかと思わせるようなおばけ屋敷。
こんなのがあるなんて、素敵。
こわがりですが、勇気を出して中に入ってみました。
この季節の京都にお越しの際は、しだれ桜とあわせてぜひ…!
今週に入ってからは、ヴィンテージやアンティークの生地を
使ったバッグを制作しています。
やっぱり古い素材を用いて制作するのは楽しい…。
古い素材には、「癖」のようなものがあって、
それをどうやって生かそうかと思いながら作る。
ここは面白いからこのまま使って、この部分はちょっとはずして、
ここは長さが足りないから、こうやって…てな感じでやってると、
自ずとデザインが定まって、自分で何かを作る・生み出すとというよりは、
その生地に導かれてそのデザインに行き着くという感じがする。
アンティークレースの場合も、破れや汚れなどを含めたそのまんまの素材の方が、
あらかじめ、ある程度手入れされて「レース」として整えられて売られているものよりも、
創作意欲をかき立てられる場合が多々ある。
こういう意味で、きれいに整えられて「つるんとした素材」よりも、
ちょっと「でこぼこのある素材」のほうが面白いな、と思う。
きっとでこぼこのある素材相手のときは、
どこかその素材たちとおしゃべりしながら作っていくような感覚があるから…。
ヴィンテージ・アンティークの生地は、なかなか手に入らなかったり、
手に入れられるとしてもけっこう値がはったりするのだけれど、
今、縁あって手元にある生地はじっくりゆっくり寝かせて、
それぞれの「癖」のようなものをうまく生かしたものを
作ることができればいいな、と思う。

表布にアンティークのリネンを、
内布にジャーマンファブリックを用いたポーチたち。


それぞれ、表布、内布として用いた
アンティークのリネン、ジャーマンファブリックは、
まるで、赤ちゃんや小さな子どもたちを思わせるような
繊細な肌触り。そして柔らかで、優しい風合い。
表には、やわらかな乳白色のアンティークの白蝶貝(Mother of Pearl)
のボタンをあしらいました。
温かみを感じさせる丸いフォルムと、上品な光沢、
それに、やさしい乳白色の色と、なんとも言えない絶妙な厚み。
そしてそれらが合わさって全体として醸し出される、
女性の柔らかで滑らかな身体を思わせるような雰囲気が、
アンティークのファブリックとよく合っています。
そして、表側には、アンティークレースと
アンティークのイニシャルモチーフを…。

薄手のキルト芯を挟んでいますので、ふんわり柔らか。
やさしい触り心地です。

繊細で愛らしい雰囲気のポーチ。
ぜひご覧くださいね。
*白蝶貝(Mother of Pearl) のボタンについては、
よろしければ、こちら(過去の記事)もご覧ください。