鈴なりのシアワセ

ハンドメイド布バッグ屋 ::: shiroi mokuren の庭  :::

自転車でよく通る道の曲がり角に小さな病院があって、
毎年この季節になるとそこに植えられているモッコウバラが、
わんと溢れんばかりに淡黄色の可憐な花を咲かせます。
それがちょうど四つ辻にあり、曲がるときに視界に入ってくるということもあって、
可憐な小さな花たちのその淡く柔らかな色に、一瞬はっとさせられます。
毎年毎年、同じようにこの角を曲がるときに、同じようにはっとさせられて、
あ~いつのまにやら、またこの季節が巡ってlきたのだな、と思います。

わたしにとってモッコウバラといえば、まず思い浮かぶのは
この「病院のモッコウバラ」なのだけれど、今年は違う場所でも出会いました。
滋賀県は石山の南、立木観音にお参りに行った帰り道。
ちょうど山からくだってきたところにある家の庭に咲いていました。
場所を問わず、モッコウバラと出会うとはっとなってしまうのは、
やはりこの、淡くなんとも言えない優しい色の醸し出している雰囲気に
独特のものがあるからでしょうか…!
上の方から下の方へ、ふわんと大きくたおやかに垂れ下がって、
木いっぱいに小さな花をつけている様は、まるで小さなしあわせが鈴なりになっているみたい…です。

ハンドメイド布バッグ屋 ::: shiroi mokuren の庭  :::

               滋賀県・瀬田の唐橋にて