年末年始、そして年が明けてからも何かと慌ただしくしていましたが、ようやく落ち着いてきて、ほっと一息…。
今日は、散歩している途中、門松を片付けている人を見かけました。
小正月である15日は、”とんど” の日でもあって、小さい頃は、焚いてもらう古いお札やお正月飾りを持って、家族で神社に行ったことを思い出しました。
この日、神社では焼き餅入りのおぜんざい(お餅は鏡餅を切り分けて焼いたもの)のふるまいもあり、それをとっても楽しみにしていたりもして…。
わたしにとっては、小正月は “とんどの日” でしたが、地域によっては、粥占などの年穀の豊凶を占う行事や、餅花、繭玉、粟穂稗穂(あわぼひえぼ)、成木責(なりきぜめ)、土龍打(もぐらうち)など、作物の豊かな実りを予祝する様々な行事があるようです。
特に東日本に多いようですが、これらの中で、わたしが実際に見たことのあるのは餅花くらいでしょうか。それも、小正月の飾りとしてではなく、お正月の飾りとして飾られたもの…。
古くは月の満ち欠けをもとにした暦が用いられ、満月の日が月のはじめ。そして満月の日が行事の中心。
そういうこともあって、長く、農家の方にとっては、一月一日の大正月よりも小正月の方が重要だったのだそうです。