雪の夜 しんしんと雪が降り、 わずかな時間で、まるで北の雪国であるかのように様変わり。 もうこの冬は雪の積もる街を見られないかと思ったけれど、 思わぬときに思わぬ形での、雪景色。 乗ってきた自転車を押しながら、まだだれも歩いていない雪道を、 雪のやわらかな感触と、それを踏みしめて歩く感触を味わいながら、歩いて帰る。