気がつけば、木々もすっかり赤、橙、黄色に衣替えし、
京都は観光客で賑わっています。
師走。「走」という字が入っているからか、
見るからに慌ただしそうな雰囲気…。
そう思って調べてみると、
年の暮れに、各家では僧を迎えて経をあげ供養をするため、
僧が家々を忙しく走り歩くというので、師が走ると言ったようです。
まさしく、慌ただしさを表した言葉だったのですね!
さて、今日は、墨黒のリネンの刺繍ファブリックを
あしらったリネン帆布のバッグをupしました。
「墨黒」と表記させていただいていますが、
真っ黒でも、グレーでも、ネイビーでも、パープルでもなく
それらの色が少しずつ混ざって初めて生まれるような、
とても豊かで雰囲気のあるお色です。
刺繍のファブリックの耳をそのまま活かしたデザイン。
少しくるんとなって、動きがあります。
内布にはしっかりとした丈夫なコットンリネン。
ナチュラルな風合いです。
そして表地の土台となっている生地は、リネンの帆布。
肌触りも抜群な、目の詰まった上質なリネンです。
リネンは帆布でなくても、もともと丈夫な素材なのですが、
それが帆布となると、リネンの素朴で自然な風合いが生きたまま、
そこにさらにハリと厚みが加わります。
個人的にはとても好きな生地なのですが、残念ながらなかなか手に入りません…。
今回は、やっと手にすることができたこのリネン帆布生地を用い、
さらにキルト芯を挟んで、程よい柔らかさとしっかりさを
兼ね備えたバッグに仕上げました。
裏側にも刺繍のファブリックをあしらっています。
ぜひご覧くださいね…*
一年の締めくくりの月。
12月も、少しずつですがバッグや布小物をupしていきたいと思っています。
寒い季節だけれど、少しでも日々の暮らしが心地よく、
豊かで温かいものになりますように…。
ご来店、心よりお待ちしております。
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