月別アーカイブ: 2019年2月

土脈潤い起こる

先週末は、山中温泉へ。夜に降った雪が、朝、まあるい水の玉となって、まるで木の芽みたいに。

温泉は、肌触りの柔らかな湯で、やさしく包みこまれるような温かさでした。

二十四節気では、昨日から雨水。京都は雨が降って、土も空気も湿り気を帯び、いよいよ春への動きが本格的に始まります。

お日様の出ている日には、新しい布を水通しして、乾かして、アイロンをかけて裁断。いろいろの布の質感や色合いを確かめながら作業をすすめます。

春立つ

立春の日の夜、節分祭後の吉田神社へ行くと、古いお札やお守りを燃やす火炉祭の残り火が。そこにいらした火を守っている警備の方によると、火炉祭の翌々日まで火が燃え続けるそう…。中のほうでまだ大きく燃えていて、寒い夜、内からじんわりあたたまりました。

日差しが春めいてきて、梅の花も咲き始めて。少しずつ、春のかばんを作っております。