月別アーカイブ: 2011年10月

笛の音

昨日、陽光に誘われて自転車を走らせていると、市役所の前の通りにすごい人。
何かあるのかなと思って見てみると、いろいろな地域の祭りのパレードでした。
徳島の阿波踊り!

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わたしは、女性が笠をかぶって舞うこの踊りが大好きです。
手の動きや足の運び、全体のシルエットがなんとも美しい!
ちょっと「波」を思わせるような動きです。
そして、少し腰を落として踊る男踊り。
見ていてなんだかとても楽しい気分になってきます。

♪踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃそんそん♪というけれど、この踊りを見、そしてあの笛と鉦の音を聞いていると、本当に身体がうずうずしてきます。

阿波踊りと言えば思い出すのが、高校生の時に古典を教えてくれていた女性の先生。徳島県出身のその先生は、一度だけわたしたちの前で踊りを見せてくれたことがありました。

しかし、実際に本場の阿波踊りを観に行ったことはまだ一度もなく…。パレードという形ではあるものの、このように連で踊っているのを目にしたのは生まれて初めてだったので感激…でした。一度本場で見てみたいものです…!

通りすがりだったのですべての祭りは見られなかったのですが、
他にこんなのも見せていただきました。

乙部さんさ踊り
軽やかにステップを踏みながらの軽快なバチさばき…
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遠州 横須賀三熊野神社の祭礼の際にひきだされる「ねり(山車)」
頭を左右にふるようにして、ゆっくりと前に進んでいました。
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とても大きな笛。落ち着いた雰囲気の、独特の旋律。
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パレードという形で、次から次へと出てくるいろいろな地域の祭りを目にしていると、まるで日本全国を瞬間移動で旅しているような感覚になりました。

 

 

 

夕焼け色のバッグ

2週間ぶりにバッグをupしました。
とても温かみのある、ウール混の起毛素材を用いて作った、
木の持ち手のバッグと、大きめサイズのバッグです。
まずは、木の持ち手のバッグ。
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バッグ上部にはギャザーが入ったようなデザインで、
とても可愛らしい雰囲気です。
木の持ち手がアクセントに…。
内布には、しっかりとしたコットンリネンを用いています。
見た目には小さく見えるかもしれませんが、意外とたくさん入ります♪
色目が暗くなりがちな秋冬のお出かけの際に
さし色になってくれそうな、温かみのあるバッグに仕上がっています。
ぜひご覧くださいね。

おしらせ

なんだか10月末とは思えないような、
暖かな…というよりは、やや暑い日が続いている京都です。
秋祭りの季節。
家で作業していても神輿を担ぐ、にぎやかな掛け声が聞こえてきます。
              *
最近、shiroi mokuren の今後のことについて少し考えたり、
新しいことにも挑戦しようと思ったりしていて、少しづつ準備を進めています。
今週はそちらの準備作業のほうを優先して進めたので
新作をupすることはできませんでしたが、
現在制作中のものは今月中、もしくは11月の初め頃にはupできれば…と思っています。
11月は、いつもより少しゆったりとしたペースでのupとなるかもしれませんが、
また時々お店を覗いてみていただけると嬉しいです…*
今後とも shiroi mokuren をどうぞよろしくお願いいたします。

Mother of Pearl

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あまりに美しい表情にひとめぼれしてしまったアンティークの白蝶貝のボタン…。
温かみを感じさせる丸いフォルムと、上品な光沢と、
やさしい乳白色の色と、なんとも言えない絶妙な厚みと、
そしてそれらが合わさって全体として醸し出される、
女性の柔らかで滑らかな身体を思わせるような雰囲気と…。
多くは語らないけれど、その佇まいがすべてを語っているような、
そんな存在感。
白蝶貝は、マザーオブパール(Mother of Pearl)、
つまり真珠を作るときにその母となる貝、真珠を生み出す貝…なのだそうです。

銀杏の匂い

今日、自転車で通りのイチョウ並木を走っていると、ほんのりと銀杏の匂いが…。
イチョウの葉が黄色く色づくまでにはまだ1ヶ月ほどありますが、
もう銀杏が落ちてるのかな…。
銀杏の匂いには少し癖がありますが、わたしはこの匂いが嫌いではなく、
むしろ季節感を感じさせてくれるので好きだったりします。
たいてい自転車で移動しているので
京都に来てからはまだ拾ったことはないのですが、
大阪の実家に住んでいる頃には、よく父が拾ってきてくれました。
そしてそれを火で炙って皮をむいて、家族みんなで食べます♪
炙っていると、あたり一面香ばしい匂いが立ち込め、
黄金色をしたつややかな実をぽんと口の中に入れると、
硬すぎず、しかし決して柔らかすぎない、あのなんとも言えない歯ごたえと、
銀杏独特の味が口いっぱいに広がる…!
このシンプルな銀杏の食べ方が、大好きでした。
また、時にはそれが茶碗蒸しの中に入ることもありました。
茶碗蒸しの中から銀杏が顔を出したときには、いつも嬉しくて…。
たとえみんなの茶碗蒸しに入っているのだとわかっていても、
どこか「アタリ」のような感じがしていました!( ´¬`)
銀杏の匂いで思い出す様々のこと…。
イチョウの葉が色づいて、通り一面黄色く染まるのが、
今からとっても楽しみです♪