マリーゴールドで染める

庭のマリーゴールド。
母にもらった苗を植えたら、そこから毎年こぼれ種でどんどん増えて、今年は、庭のあちらこちらにとってもたくさん咲きました。

あまりにたくさん咲いているので、マリーゴールドの花を摘んで染めてみることに。

お鍋に入れて、20分ほど煮出して染液を作ります。

そこに、あらかじめミョウバンで媒染した布(綿と絹の2種類)を入れて、15分くらい、動かしながら浸します。

上が綿、下が絹。

マリーゴールドは、一般的には、赤色の花だと黄緑色に、黄色の花だと黄色に染まるとのことで、庭にマリーゴールドは赤の入った花だったので、黄緑色っぽい色になるかな、と予想していたのですが、染めてみると、ほのかに黄緑色も感じられる鮮やかな黄色に…!

マリーゴールドはとても強い花だけれど、その花で染めた色は、まさにマリーゴールドの逞しさを感じさせる、力のある色。
まるでお日さまを布に閉じ込めたよう。

今回は生のお花で染めてみたけれど、乾燥させた花だとまた違うのかしら…
そう思って、花をたくさん摘んで天日干しにもしてみています。

 

 

 

大きなサンタクロース

大きなサンタクロースのお人形を作りました。

お髭には、ブリティッシュウール100%を、眉毛にはウールを用いています。
つぶらなかわいいお目めに、丸いめがね。

手には、溢れんばかりのたくさんのプレゼント。木製パーツにペイントしたジンジャークッキーも♩

表地には深みのある赤色にベリーが描かれたプリント生地を用いました。
カントリーな雰囲気のおしゃれなお洋服に…。

パンツはチェック柄。
ブーツには緑のリボン。

前たてには大きなウッドボタンを、裾にはドット柄のチュールレースをあしらっております。

後ろ姿。

夢のたくさん詰まった、ぬくもりたっぷりのかわいいサンタさんに仕上がりました。

 

*サイズ*
身長 約42cm

 

 

 

冬の赤

今日は新月。旧暦の神無月に入りました。

お天気のよい日。澄み渡る空。
風は冷たいけれど、日差しがあたたかで気持ちよい。

あちらこちらで桜が紅葉しています。

 

11月も半ばを過ぎ…
今日は、今年作ったサンタクロースをご紹介したいと思います。

まずは小さなサンタさん。

お髭はウール100%。

動かすと、帽子の先についた小さな鈴が、ちりんちりんとかわいい音を奏でます。

帽子の縁には、フランスから届いたアンティークレース。

手には小さなモミの木がふたつ。木製パーツに布を貼って作っております。

後ろ姿。

赤に金色が入っているのが品よく、かわいいサンタさん。
大きさは約22cmと小さめで飾りやすいサイズです。

 

もう一つは、キルトを持ったサンタさん。

こちらは貴重なブリティッシュウール100%の素材をお髭に用いました。
くるくるとした自然なカールと色合い、風合いがとても魅力的です。

手にはくまのぬいぐるみと、クリスマスらしい色合いのキルト。

キルトも手作りしています。

前たてには、ウッドボタンがみっつ。

帽子の先にはレースのリボン。

帽子にはあたたかみのある起毛素材を用いました。

クラフト感たっぷり。
身長約32cm。
素材にこだわって作りましたので、存在感のあるお人形に仕上がりました。

どちらも、お客さまのもとへ無事お届けでき、飾ってくださったとお聞きして、とてもうれしい思いでした。
ありがとうございました。

 

サンタクロースって、いくつになっても夢のある存在。
寒くなり”気枯れ”る季節に、赤はほんとうに力をくれる色だなあと思います。

わたしも、作業部屋を冬仕様に。
サンタさんを飾りました。

 

 

 

秋のペアドール

この秋に制作した、アンとダイアナのペアドールです。

アンのワンピースは深い緑色に植物柄のデザイン。胸には小さなウッドボタンがふたつ。

アンティーク素材をリメイクして、エプロンにしてみました。

ダイアナには、七色に光るボタンを。

ふんわりとしたパフスリーブ。

エプロンには花柄生地のパッチとリボンのアクセント。

ふたりの雰囲気に合うような素材を選んで作るのが楽しいひとときでした…

 

* サイズ(M)
頭から足まで 約42cm

 

 

 

秋の東大寺

11月3日
普段は入ることのできない正倉院の敷地内に、3日間限定で入れると聞いて、東大寺へ。

秋の日差しの中、気持ちよさそうな鹿たち。

少しずつ紅葉も始まっていました。

 

いよいよ、正倉院の敷地の中へ。

こんなに間近に見られるなんて…
校倉造りの、木が組まれている様子や、全体の大きさが、体感的によくわかりました。

見ている途中に雨が降ったりもしたけれど、出てくると雨上がりの日差し。

上の写真の左の木は、おかっぱ桜と呼ばれています。
鹿が食べるために、自然におかっぱ型にカットされたようになっている桜。
よく見ると、その辺り一帯の木の下のラインが、鹿の食べられる高さに全部そろっていました。