出会ったもの・こと」カテゴリーアーカイブ

夏の日

今年は梅雨が長く、例年になく涼しい日が続いていましたが、
8月に入り、一年で一番暑い季節に。

鴨川は水遊びする人でいっぱい。

2016-07-23 11.43.19

先週末は、8年ぶりに下鴨神社の御手洗(みたらし)祭に行ってきました。
裸足になって御手洗池を歩き、穢れを祓い、無病息災を祈る「足つけ神事」。
今年は比較的涼しくて、池の水はとっても冷たく……!
行ったのがちょうど土用の丑の日だったので、とてもたくさんの人で賑わっていました。

屋台では、めだかすくい。

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めだかは小さい上にすばしっこくて、最初は「すくえるかなー」という感じだったのだけれど、水槽の一番端っこで、すくう紙を動かさず、じっととどまっていると、自然にその上にやってくる子がいて、やってきた時にそっとすくいあげると、うまくいくことを発見。
「持ち帰り 7匹まで」と書かれていたのですが、15匹すくって、「全部持って帰っていいよー」と屋台のお兄さん。

うちで飼っている金魚とどじょうとは別の水槽を用意して、飼育中です。
小さいのがたくさんで、みんな小さなひれを一心に動かしていて…。
じっと見入ってしまう毎日です。

 

 

 

日々 ::: 水無月 :::

6月も半ばを過ぎ…

あちらこちらで、色とりどりの紫陽花がきれいに咲いています。

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この季節、散歩の途中に毎年見かけるマガモの夫婦。
今年の夫婦は、雄の尾の部分がくるんっとなっているので、いるのはいつも同じ子たちだとわかります。

2016-05-12 11.01.10

また別の日…

2016-06-11 10.02.21

いつもこうやってのんびりーとしていて、わたしが近づいても逃げる気配もなく、一緒にいさせてもらえます♪
しあわせなひととき。

 

 

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そして、番外篇ですが、最近制作したものから…

春子ちゃんの新しいお洋服。
(以前の春子ちゃんの記事はこちら

子らから、春子ちゃんにピンクのお洋服を!というリクエストがあり、作ってみました。
ついでに、春子ちゃんのかばんも一緒に。

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かばんの中には、以前着ていた黄色のお洋服。

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こうやってこまごまとしたものを作っているうちに、人形づくりの楽しさを知ってしまったような…。

子どもたちの中では、春子ちゃんは、今、大学生で、卒業したら結婚して、子どもも生まれるの! というストーリーまでできていて…。
ゆっくりのんびり、時間のあるときに、新しい子も作ってみようかなあ〜と考え中です。

 

 

 

(( 番外編 )) 子どもたちへのお話会のために

2016-04-14 09.53

知人の子どもたちへのお話会のために作ったお人形。
人形作りは初めてでした。

布を切り出して、縫って、綿をつめて、お洋服を作って。
髪の毛は、もこもことしたウールの生地で作りました。

お人形は、やはりお顔が一番難しい…。
ほんの少しの角度や大きさの違いで、ずいぶん印象が変わります。
試行錯誤の末、ようやく刺繍で仕上げました。

 

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2016-04-23 12

当日…
終わってからお絵描きする子。
細かいところまでよく見て、雰囲気をつかんでいてとても上手。

春に生まれたから “春子ちゃん” なのだそうです。

 

 

 

志村ふくみさんの作品展

ばたばたと過ごしていたら、すっかりご無沙汰してしまいました。
3月に入ってから、友人が京都に遊びに来たり、友人、知人の家に遊びにいかせてもらったり…という機会が多く、ここ一ヶ月でたくさんの人と久しぶりに再会しました。
こういうことは不思議と重なるものですね。

暖かくなったり、寒くなったり…の時季ですが、日差しはすっかり春の日差し、外は春の匂いでいっぱい。
桜もつぼみの先がほころび始めて、かわいらしいピンク色が顔をのぞかせています。

2016.50.14

先月末、京都国立近代美術館に、染織家・志村ふくみさんの作品展を観にいってきました。
初めて志村さんの作品を見たのは 2〜3年前でしたが、織られた布のあまりに繊細な表情と、自然の秘めたる深みのある色合い、そしてそれらの色の組み合わせによって仕立てられた着物の佇まいに、ほとんど衝撃といっていいようなものを受けたことをよく覚えています。

自然には、外側からはしかと見えなくても、内に孕んでいるエネルギーがあるのであって、それは人智をはるかに超えるもの。その神秘に心動かされます。

志村さんの作品は、よい意味で “人間臭さがない” とでも言ったらいいのでしょうか…。 “自分が” 何かを作る、というのではなく、自然に耳を傾けることに徹する姿勢から生み出される何かがあるように思います。

 

 

 

小正月

2016-01-15

年末年始、そして年が明けてからも何かと慌ただしくしていましたが、ようやく落ち着いてきて、ほっと一息…。

今日は、散歩している途中、門松を片付けている人を見かけました。
小正月である15日は、”とんど” の日でもあって、小さい頃は、焚いてもらう古いお札やお正月飾りを持って、家族で神社に行ったことを思い出しました。
この日、神社では焼き餅入りのおぜんざい(お餅は鏡餅を切り分けて焼いたもの)のふるまいもあり、それをとっても楽しみにしていたりもして…。

わたしにとっては、小正月は “とんどの日” でしたが、地域によっては、粥占などの年穀の豊凶を占う行事や、餅花、繭玉、粟穂稗穂(あわぼひえぼ)、成木責(なりきぜめ)、土龍打(もぐらうち)など、作物の豊かな実りを予祝する様々な行事があるようです。
特に東日本に多いようですが、これらの中で、わたしが実際に見たことのあるのは餅花くらいでしょうか。それも、小正月の飾りとしてではなく、お正月の飾りとして飾られたもの…。

古くは月の満ち欠けをもとにした暦が用いられ、満月の日が月のはじめ。そして満月の日が行事の中心。
そういうこともあって、長く、農家の方にとっては、一月一日の大正月よりも小正月の方が重要だったのだそうです。