出会ったもの・こと」カテゴリーアーカイブ

奈良にて

2012-11-04 16.38.10
 
先日は所用で奈良へ
すっかり色づいた木々…
 
奈良には “思い出の場所” がたくさんある
何年たっても 変わらない風景と空気
 
昔の時間と今の時間とが交錯して
不思議とあたたかな気持ちになる
 
 
ちょうど正倉院展もやっていたので帰りに寄ってみた
正倉院展は初めてだったけれど
名もなき古の職人の手になった品々に じっと見入ってしまった
 
細やかで 繊細で 複雑で それだけで一つの宇宙のような世界
美しさ というものの ひとつの形をみた

 

 
 

おばあちゃんの裁縫箱

おばあちゃんからもらった裁縫道具たちのなかに
こんな糸が入っていた
 
なんと 糸巻きが木製
現在 出回っているプラスチックのものとは
まったく比べ物にならないくらいの存在感
 
 
木というだけで
なんて温かな感じがするのだろう
 
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金の環

太陽が欠けた
2012-05-21 07.17.56
昨日
京都では 月の影がやや右寄りの ぎりぎりの金環
ほんとうに 金の指輪のような日食だった
いまでこそ 
これが月の影だということを “わかって” 見ているけれど
たとえば平安時代の人たちは
どんなふうに見ていた(感じていた)のだろう…と思う
太陽が欠けて
あたりが薄暗くなって 少し肌寒くなって
そして
再び太陽が満ちて
あたりが明るくなって 暖かくなって
まんまるの太陽に
太陽も月もまるいんだなー