制作のこと」カテゴリーアーカイブ

ほどよさ…

硬すぎるでもなく
やわらかすぎるのでもなく
素材の質感が生き
ほどよい厚みと
ほどよいしなやかさを兼ね備えたバッグを作りたくて
試行錯誤しています
“ほどよい” というのがむずかしい
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写真は、お気に入りの木製の小箱。
手描きの絵と、なんとも言えない丸みを帯びたフォルムが気に入っています。

跡をたどるように

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3種類のレースを 手で縫い合わせて作られた、
繊細で美しい、アンティークのドイリー。
それを作った人の手の動きの跡をたどるようにして
ひと針 ひと針、
生地に 縫いつけてゆきます。

おやゆび

ふとしたことから
左手の親指を怪我してしまった
怪我したところに絆創膏を貼って作業していると
“いつもの感覚” がなくなってしまって
ひどくやりにくい
これはいけない と思い
指の先端部分の感覚が 死んでしまわないように
あわてて絆創膏を貼り直す
怪我して初めて
左手の親指の感覚が 作業のいろいろなところで
とても重要なはたらきをしているということを
知る
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届いたもの

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見つけられたままの状態でそのまま家にやってきたアンティークレースたち。
毎度のことながら、ここから一つずつ取り出しては眺め、
どんなふうに使おうかとイメージを膨らませながら、
色や雰囲気、手入れの必要なもの、そのまま使えるもの、
小物に使うもの、バッグに使うもの…に分けていく作業は、
本当にわくわくする。
至福のひととき…!
今回はレースだけでなく、ファブリックも何点か仕入れを。
そのなかの一つ。
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たぶんお洋服の襟として使われていたもの。
小さなドット模様が丁寧に手刺繍されています。
時代を経て美しい飴色に変化したアンティークリネン。
なんとも言えないくったりとした表情には、
妖艶なまでの雰囲気が…!
そして、こちら。
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アンティークではなく、ヴィンテージもののようだけれど、
上品な華やかさがあって、素敵なチュールレースです。
こういうのを使っていつかパーティーバッグのようなものも作ってみたい…。
そして、レースで作られたリボンや、
しわしわになってしまっているけれど、
広げるととても素敵な花模様の刺繍の入ったレース。
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その他にも、いったい何年このまま眠っていたのだろう…と思わせるような
台紙に巻き付けられた状態のデッドストックのレースや
リネンの糸で編まれた古びたレースも…。
そこにはまるで時間がぎゅっと封じ込められているみたい。
それらをいったん台紙からはずして、巻き直していると、
長年の眠りから目覚めたように…見える。
今回は短めのレースもいくつかあったので、
しばらく作っていなかった小物も、また制作したいと思っています。