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ヘリンボーンウールのタックショルダーバッグ(gray)

質のよい、日本製のヘリンボーンウールを用いて制作したタックバッグです。

表地は、ホワイト〜グレー系の複数の織り糸で織られた、とても雰囲気のあるウール。ヘリンボーン柄で、とても表情豊かです。ウールですがちくちく感はまったくなく、滑らかでぬくもりの感じられる一枚です。

バッグ口回りにあしらったスノーホワイトのレース生地には、パールビーズをちくちくと縫い付けました。持ち手につけたぽこぽことしたかわいらしいレースと、2種類のアンティークボタンがアクセントに。透明のボタンは氷の結晶のような、とてもきれいなガラスボタンです。

持ち手には、シックなチャコールグレーの生地を用いました。薄手の中綿をはさみ、二枚重ねてしっかりと縫い合わせています。程よい厚みと、ふんわりとしたやわらかさにより、手や肩にやさしく馴染みます。

内布には、生成り色の丈夫なコットンを用いていますので、硬すぎず、柔らかすぎず、丈夫でありながら、お持ちいただいた際にからだにしっくりと馴染む、お使いいただきやすいバッグに仕上がりました。

暗い色合いになりがちな冬の装いに、やわらかでやさしい雰囲気を添えてくれるタックバッグです。

 

 

 

 

◆ size (平置き) ◆
横(口回り) 約 34cm、(最大)約50cm
縦(サイド) 約 34.5cm
マチ 約 10cm
持ち手 約 52cm

*バッグ内側中央にマグネットボタン付き。
*バッグ内側に、内布と同布のポケット(よこ18.5×たて14cm)付き。

 

 

 

散歩の友

あぜ道に、彼岸花がたくさん。
すっかり秋の空気になりました。

 

9月に入って、約20年使っていたアイロンがとうとう壊れてしまい、新しいものに買い替えることに。
今はコードレスのものなどもあるけれど、布など大きいもののアイロンがけもするので、まとまった時間かけられることを考えて、コードのあるものにしようと決めたものの、コードのあるものは選択肢がほとんどない…という状況。

何度か電機屋さんに足を運び、限られた商品のなかからいくつか手にとってみて、大きさや重さ、持ちやすさなど、使いやすさを重視して、シンプルなものを選びました。
これまで使っていたものとはメーカーが違うのですが、使ってみるととても使い心地がいい…!
すべりのよさと、適度な重さ、適度な大きさ。
アイロンがけが楽しくなりそう…。
やはり道具は大切ですね。

 

そして、その新しいアイロンとともに、最近作った散歩用のかばん。

以前、同じ形のものを作り、それを長く愛用していたのですが、5年以上ほぼ毎日使い、布がすり切れてきたので、新調しました。
歩くのでリュックがよく、でもきちんとしたリュックではなく、かばん自体に重さのない気軽に使えるラフなものがよく、シンプルな巾着型のものになりました。

素材は、ドイツのマングルクロス。丈夫で、適度な厚みとしなやかさがあります。

これまで使っていたものは、このマングルクロスに、花柄のジャーマンファブリックをポケットにして合わせていたのですが、今回はチェック柄の、ドイツのアンティーク生地を合わせてみました。とても風合いがよいのです。
(ボタンもドイツのものです♪)

 

肩ひもには、リネンのひもを使用。

こういうの、小学生の頃、作ってもらったのを使っていたような…かすかな記憶があります。
シンプルで、軽くて、たくさん入って、とても気に入っております。

 

 

 

アンティークレースの花柄バッグ(ivory)

アンティークのカットワークレースがアクセントになったショルダーバッグです。

表地に用いたのは、丈夫かつ身体に馴染むやわらかさのあるコットン。淡いクリーム色に白のお花が散りばめられた、清楚で上品な雰囲気の生地です。

かばんの口回りには、2種類のアンティークレースと、グログランリボンを縫い付けてアクセントに。サイドには、品のよい金色で縁取られたミルク色のお花のアンティークボタンとリボンを。

内布に用いたのは、植物染めのコットン。アセンヤクという茜科の植物のエキスで染められた生地で、植物染めならではのやわらかでやさしい自然な色合いが魅力的です。バッグを持った際に、ちらちらと見える表情がアクセントに。

内側には、17cm×13cmのポケットがひとつ。ポケットにも可愛らしいアンティークレースを縫い付けています。

たっぷり入る使いやすい大きさ。しっかりと厚みと幅のある丈夫な持ち手ですので、肩にかけやすくなっています。

くったりとして身体に馴染むやわらかなかばん。
アンティークレースならではの繊細でやさしい雰囲気お楽しみください♪

かばん右端の、shiroi mokuren のイニシャル(S.M)モチーフもアンティーク品です。

 

♦size (平置きで採寸)♦

縦(かばん上端まで)約38.5cm、横 約40cm
持ち手の長さ 約50cm、マチ 約8cm

*バッグ口部分はマグネットボタンで開閉。
*バッグ前側・後ろ側とも同デザインです。(イニシャルモチーフはバッグ前側のみ)

 

ありがとうございます。SOLD OUTとなりました。

 

 

 

花柄ラミネートのトートバッグ(brown)

ナチュラルな雰囲気の、綿麻ラミネートのトートバッグです。

表地に用いたのは、花柄の綿麻生地(コットンリネン)をラミネート加工した生地。摩擦や水濡れに強く、また適度な厚みのある質のよい生地です。

こっくりとした秋らしいマロン色の生地に、リネンのレース2種類と、ダークブラウンのはしごレースをあわせました。また、バッグサイドにはグログランリボンと、しっとりとした風合いの可愛らしい革のボタンをつけてアクセントに。

持ち手に用いたのは、ダークブラウンの本革(牛革)。1枚の革から切り出し、2枚あわせてしっかりと縫い合わせています。やわらかさのある革ですので、手にしっくりとやさしく馴染みます。

内布には、丈夫な綿麻生地を。横20cm×たて14cmの内ポケットがひとつ。ポケットにも、可愛らしい小さなリネンのレースを縫い付けています。

日常づかいにお使いいただきやすい、ナチュラルな雰囲気をお楽しみいただけるバッグです。

 

♦size (平置きで採寸)♦

縦(かばん上端まで)約27.5cm、横 約41.5cm
持ち手の長さ 約34.5cm、マチ 約10cm

*バッグ口部分はマグネットボタンで開閉。
*バッグ前側・後ろ側とも同デザインです。

 

ありがとうございます。SOLD OUTとなりました。

 

 

 

夏の終わり

夕暮れ時、家の北のほうにある水上池をお散歩。
西大寺に向かう車道から一本北に入るだけでとても静か。
別世界に迷いこんだかのような…感覚になります。

鳴く蝉の声も、ヒグラシからツクツクボウシに。
日が暮れると、草むらから松虫の声。
秋を感じる風。

平城宮跡のつばめは、お盆頃を境に少なくなってきたような感じがします。
この夏見た、つばめのねぐら入り。写真ではあまりうまくとれませんでしたが、実際に間近でみると、ものすごい迫力…でした。

夕暮れ時、どこからともなく、たくさんのつばめが集まってきて…

日の入りとともにねぐらに入ります。

つばめたちは順々に、南へと旅立つ季節。また来年…♪



さて、カーテンづくりはようやく終盤。

作る予定ではなかったのですが、洗面所やキッチンの小窓も、夏は日差しが強くて暑いので、カーテンがあったほうがいいように感じ、レースカーテンの残り生地で作ってみました。

クリップで挟むタイプのものだと上にすきまが空きすぎるので、2本ひもを縫い付けて、リボンでとめられるような仕様に。

現行品では、素朴な綿のテープで気に入るものが意外となく…家にあったアンティークの素材を使いました。

カーテン一枚でずいぶん居心地よく。日差しをしのげるだけでなく、カーテンがあるだけで空間にぬくもりが出るような感じがします。

カーテンは、残すところ、厚地カーテン2窓分…!となりました。