投稿者「shiroi mokuren」のアーカイブ

手刺繍の美

RIMG0021_20130911112828c52.jpg
あまりにも緻密な刺繍であると、それが手刺繍なのかどうか、一見わからないことがあります。
でもよくよく見ると、その質感や繊細さは明らかに手刺繍でしか生み出されないもの…。
RIMG0018_201309111128240cb.jpg
RIMG0009_20130911112821334.jpg
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 
RIMG0006_20130911112942789.jpg
先日、ご紹介させていただいたリボンポーチにあしらったこちらのアンティーク生地。
手刺繍の雰囲気…と思う反面、表側も裏側も糸の運びがあまりに正確であったので、(また、生地いっぱいに施された刺繍であることも手伝って、)どこかで “本当に手刺繍だろうか…”という気持ちをぬぐいきれずにいたのですが、先日、手元にある刺繍ものをいろいろとひっぱりだしてきて、それと見比べたりしながらじっと観察しているうち、裏面の正確な糸運びの中にも、ところどころ玉止めされている箇所などがあるのを確認して、やはり手刺繍なのだと思うに至りました。
RIMG0008_20130911112944be8.jpg
目を見張るような美しい刺繍…。
“出来上がったもの” を見ていると、その作業過程は本当に気の遠くなるようなもののように思われますが、もしかすると、作り手にとってはその作業は、 “時間” という次元とは別のところにあるものであったかもしれませんね。

暑さが和らぎ…

一時の猛暑がようやく和らぎ、ずいぶん過ごしやすくなりました。
いつも通り作業に専念するのが困難なくらいのひどい暑さだっただけに、
窓から入ってくる心地よい風の中で仕事をすることができるのを、
しあわせに感じるこの頃です。
これから本格的に秋冬に向けての制作に入ります。
いつも、もうちょっとそのシーズンのものを作っていたい…というような、
ちょっぴり名残惜しい気持ちもあるのですが、
秋冬は秋冬で、そのシーズンにしか使えない素材があるので楽しみです。
次回は、季節を問わずお持ちいただけるバッグに加え、
秋冬ならではの素材にこだわったバッグもご紹介できれば…と思っています。
どうぞお楽しみに。
2013 秋冬 も、shiroi mokuren をどうぞよろしくお願いいたします…*
IMG_9858.jpg
::: お知らせ :::
HPの information にも記載させていただきましたが、
勝手ながら、9月3日〜9月6日までお休みをいただきます。
この間もご注文・お問い合わせはお受けしておりますが、
ご連絡や発送作業等は、9月7日以降となります。
ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

ホームスパンリネンのリボンポーチ(coral pink)

表地にアンティークのホームスパンリネンを、
裏地にジャーマンファブリックを用いて制作したリボンポーチです。
RIMG0016_2013082119054501e.jpg
表地のホームスパンリネンは、なめらかでリネン特有のくたりとした風合いの魅力的な生地。手織りの生地ならではの、何とも言えない繊細さとあたたかみを感じる、とても美しい生地です。
RIMG0122_20130821190547b25.jpg
珊瑚を思わせるようなきれいなコーラルピンクのアンティークリボンと、繊細なアンティークのレース。
RIMG0116.jpg
一面に可愛らしい花の刺繍の入ったアンティーク生地。
ひとつひとつ手で丁寧に刺繍されたもので、あまりの美しさにため息がでます…。
RIMG0004.jpg
内布に用いたのは、アンティークのジャーマンファブリック。
可憐なスズランにリボンのモチーフが描かれ、ガーリーな雰囲気たっぷりの素敵な生地です。
RIMG0056_201308211905527bb.jpg
ポケットにもアンティークレースを…。
RIMG0110.jpg
バックスタイル
RIMG0068.jpg
中綿を挟んでいますので、大切なアクセサリーなどを収納するのにもぴったり。
手に持つとやさしく馴染み、そばに置いているだけでも幸せな気持ちになれそうな、こだわりのアンティーク素材のポーチです。