今日は、奈良に住む知人宅で
味噌の仕込みをさせていただきました。
私にとっては、全く初めての経験!
当日の仕込みの前準備として、
まずは乾燥大豆を購入するところから始まり、
5日前には、大豆を洗っておよそ36時間水に漬け、
(大豆は水をいっぱいいっぱい吸い込んでどんどん膨らむ!)
3日前に、それを弱火でのんべんだらりと煮、
前日に柔らかくなった大豆と煮汁を分け、
さらに煮汁を煮詰めて呉(豆の煮汁)を作り…という作業をし、
今日はそれらをもって、いざ知人宅へ…!
朝10時頃から、その煮た大豆をつぶしてペースト状にし、
麹と塩を混ぜたものと、呉、大豆をあわせてひたすら捏ね、
空気を入れないようにして壺に入れる、
という、およそ2時間ほどの作業でした。
麹の独特の匂いと大豆の甘い匂い、
そしてそれを捏ねるときの、その感触!
子どものころに、土に水を混ぜてお団子をつくって
遊んでいるときのような、なんだかとても懐かしいような感覚。
1.5キロの大豆ペーストに、
およそ3キロの麹、1キロの塩を混ぜたものを
捏ねるというのは相当の力仕事…ではありましたが、
知人宅には、小さな子ども連れの夫婦や、
ご近所さんたちも何人かいらしていて、
みんなであっちを手伝い、こっちを手伝いしながらの作業で、
とても楽しくわいわいと…。
あっという間の2時間でした。
昨年も仕込まれた方は、
昨年作った味噌を持ってきておられて、
それを味見させてもらったのですが、
それぞれの家庭ごとに色が違い、そして味が違っていて…。
これから十月十日(実質は8ヶ月ほどだそう)、
熟成するのを陰でひっそりと見守ります。
出来上がるのは今年の秋。
とっても楽しみです。