先週末から今週の初めにかけて
ずっと降り続いた長い雨が上がって、
春の匂いと空気で満ち満ちているここ数日。
まるで雨が、冬の空気まで一緒にどこかに連れて行ってしまったみたい。
久しぶりの、身体を包み込こむようなあたたかな空気がなんとも心地よく、
マフラーも手袋も取って、
歩く足取りも軽やかに。
4月からの新しい生活に向けて、
京都を去って行く友人との別れがあり、
そして新しく引っ越ししてこられた方との出会いがあり…。
一つの季節が終わって、
またもう一つの季節が始まります。
ドイツから海を越えてやってきた、
ジャーマンファブリックやホームスパンのリネンたち。
時代を経たものの身にまとう空気と柔らかな肌触り、
そしてどこか懐かしい匂い…。