日別アーカイブ: 2025.10.18

秋の庭

平城宮跡はオギの穂が出て、すっかり秋の風景に。
今年は10月になっても日中の気温の高い日が多いからか、金木犀はまだ咲いていないようです。

 

庭にも秋の花。

ホトトギス

ワレモコウ

フジバカマ

秋の花に混じって、本来は夏に咲くはずのホテイアオイも10月になって初めて咲きました。

 

今月に入ってからは、せっせと種まきも。
お花は、ゼニアオイ(コモンマロウ)、ペインテッドセージ、矢車菊、カモミール。

ペインテッドセージと矢車菊は、自家採取した種を蒔きました。
こぼれ種からも芽を出してくれるかもしれないのですが、発芽しない場合に備えて、念のためポットにも種蒔きします。

矢車菊の種

野菜は、青梗菜、ブロッコリー、サニーレタス、九条太ネギ、のらぼうな、えんどう。
青梗菜とブロッコリーは初めて。
ネギ、のらぼうな、えんどうは、今年自家採取した種を蒔きました。

雨の日が多くって、さっそく発芽しています。

カモミール

青梗菜

発芽した時は、他の何にも代えがたい喜びが、いつもあります。

最近読んだ本に、次世代を作る働きは死が前提となっている、という言葉があり、その言葉がすとん、と腑に落ちるとともに、人間に限らず、庭で目にしている営みはまさにこのこと…、と強く感じました。
花咲かせ、種を残すことにすべてのエネルギーを使い、それを使い果たして、自らは枯れていく。庭で目にしているのはまさにそういうありようで、ただただそういう姿を見せてもらっているというだけで、ほんとうにありがたい気持ちになるのです。