月別アーカイブ: 2024年11月

雪ん子

久しぶりに家の北のほうに散歩に行くと、木々がきれいに色づいていました。

高く、青い空に、吸い込まれそう…な、お散歩びよりの日なのでした。

 

まだそこまで寒くはないのですが…
週末に作ったのは、雪ん子みたいな女の子。

とっておきのアンティークのケープをリメイクしてお洋服にしました。
あたたかそうな、ファーのついた帽子もかぶっています。

使用したケープは、素材としてかつて手に入れていた子ども用の小さなケープです。
(カットする前の写真を撮り忘れてしまって、カットしてしまった後なのですが…)
裾には、カットワークの手刺繍のレースがあしらわれています。

あまりに素敵なレースなので、お人形のお洋服の前の部分に使わせていただくことに…。

 

すべて手縫いで丁寧に仕立てられていて、ずっと長い間、はさみを入れられずにいたのですが、今回作りたいなと思うお人形のイメージにぴったりだったので、リメイクして使わせていただくことにしました。

 

前立てには、クッキーのようなかわいい木製ボタン。

手には、暖かそうなウールの手袋。

靴は編み上げブーツ。金色の小さな鈴が、ちりんちりんとかわいい音をたてます。

手にはリース。小さな小鳥も。

アンティークの古いケープだったので、生地にもともと汚れのある箇所があり、そこの部分はパッチワークしてみました。
座らせると見えないところなのだけれど、かわいいアクセントになって、気に入っております。

絵本の中から飛び出してきたような女の子に仕上がりました。

 

 

 

パジャマ姿のサンタさん 2024

2022年に作った、パジャマ姿のサンタクロースのお人形のお問い合わせをいただきまして、このたび、似た雰囲気のサンタさんを制作させていただきました。

ボディとお洋服、ナイトキャップにはコットン、
サンタさんのおひげ、ブーツ、ナイトキャップの星には、肌触りのよいウール、
ボタンには温もりのある木製ボタンを使用しました。

アンダーウェアは、雪の結晶模様。

ブーツとメガネは着脱できるようになっています。

みていてほっこりする、和やかな雰囲気のサンタさん。
実は、昨年12月にお問い合わせいただいていたのですが、昨年はクリスマスまでにお作りすることができず…
大変お待たせしてしまったのですが、今シーズン、お送りすることができました。

気に入っていただけますように…♩

 

 

 

空の色、冬の音

夕暮れ時。
電柱にすずめがたくさん。

刻々と変わる空があまりにきれいで、しばらく佇んでしまいました。

太陽が沈むと、東には月。

幻想的な、初冬の夕暮れでした。

 

10月かな、と思うような暖かな日が続いていましたが、今日はこの季節らしい冷え込みに…
ふっくらとしたお髭があたたかそうな、サンタクロースを作りました。
手にはリースと、プレゼントの入った袋を持っています。

以前作った、庭仕事が好きな女の子のドールと一緒に。

帽子の先につけた小さな鈴が、ちりんちりんと心地よく鳴ります。

 

 

 

立冬

暦のうえでは冬になりました。
今日はとくに朝晩が冷えて、今季初めてこたつを入れて、ちくちくしております。

最近、朝、いつも決まった場所から、なんとも麗しい、夢見心地な声で鳴く鳥がいて、なんだろう…と思ってみてみると、イソヒヨドリ(メス)でした。

今は誰も住んでおられない裏のお家の庇に止まっています。
昨日も同じ時間、同じ場所に。

2階の部屋の窓を開けると、ちょうどこの子が止まっているのと同じくらいの高さ。
窓を開けた途端に飛び立ってしまう鳥も多いのだけれど、この子は平気な顔してずっとそのままいるので、じっくり観察でき、ちょっぴりうれしい朝のひとときでした。

 

さて、最近つくったお人形のご紹介です。
今回の子たちのお洋服は、落ち着いた色の先染め生地で作ってみました。

なんとなく、赤毛のアンとマリラ風な感じに仕上がりました。

果物モチーフのエプロン。

ペチコートは刺繍のレース生地。

アンのエプロンはブラウン系のパッチワークで。

ペチコートと裾のレースは紅茶染めしました。

先染め生地は、風合いよく、ぬくもりが感じられて、これからの季節にぴったり。
存在感のあるお人形に仕上がりました。