北白川にある駒井家住宅。
先々週末、あまりのよいお天気に誘われて、初めて訪れました。

動物遺伝学、動物分類学に大きな功績を遺した、京都大学名誉教授の駒井卓博士（1886-1972）の私邸として、W.M.ヴォーリズの設計により、昭和2年（1927）に建てられたもので、金・土曜日のみ一般公開されています。

南側のお部屋の窓をとても広くとってあり、お天気のよいこともあって、日がたくさん差し込み、室内にいてもとても暖かく、本当に居心地のよい空間でした。

私の出身高校の本館もヴォーリズの建築。
木のぬくもりと、簡素だけれどどこを切り取っても美しいデザイン…。
母校の空気を懐かしく思い出しました。

駒井家住宅では、11月1日〜12月12日の金・土曜日、終戦後、米軍の接収住宅となっていた当時の写真等の資料も公開展示されるそうです。

先日の新作UPの際にはたくさんの方のお越しいただきまして、本当にどうもありがとうございました！

今回は、まだかばん作りを始めたばかりの頃にご縁をいただいたお客さまとの久しぶりの再会があり、今もHPを見てくださっているのだと思うと、とても嬉しく、また、以前お買い上げくださったバッグを、今もお使いいただいているとお聞きして、本当に胸の熱くなるような思いがしました。

このたびも素敵なご縁をいただき、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

アンティークのホームスパンリネンとフレンチファブリックを用いて制作した、ころんとした形の可愛らしいリボンバッグです。

表地のホームスパンリネンは、生成りがかったやさしいお色。ホームスパンならではのぽこぽことした糸の表情の素敵な生地です。
それに、葡萄モチーフのレースや花模様のレース、バッグ口回りのレースを含め、5種類のアンティークレースをあしらいました。生成り〜ベージュ系のお色で組み合わせて、シックな雰囲気に。さらに、ちくちくと手縫いで、ミルク色と琥珀色の小さなビーズを縫い付けました。

バッグの口回りにあしらったアンティークレースは、ぐるりとバッグの後ろ側まで。オーバル型が連なったデザインで、とても可愛らしいレースです。

バッグ中央には、1950年代のイギリスの飾りボタンを縫い付けました。繊細な彫り模様が入っていてとても素敵なアクセントに。

裏地に用いたのは、フレンチシックな花柄コットン。フランス製、貴重な19世紀のアンティークファブリックです。バッグに付けた名、ルビー (rubis) を思わせるような、深みのある美しいローズピンクの地に、繊細で美しい花が描かれています。淡く儚げな雰囲気があり、アンティークならではの味わいたっぷりの生地です。

片側には同布のポケット

中央にはマグネットボタン。
裏地の口回りにも華奢で可愛らしいアンティークレースをあしらっています。

バッグの持ち手とマチ部分の表地には、バッグ本体とは異なるホームスパンリネンを用いました。バッグ本体よりもややベージュ味の強いリネンで、アンティークレースとともに、生成り〜ベージュ系のお色の違いをお楽しみいただけます。

バッグ本体には強度を上げるため、リネンの風合いを損なわない程度のキルト綿を挟みました。中に荷物を入れなくても、きれいなラウンド型が出るようになっています。また、持ち手部分には、薄手のキルト綿を挟み、馴染みのよい、やさしい感触に仕上げました。

持った際に大きめのリボンがアクセントに…。

ホームスパンリネンに贅沢にあしらったアンティークレースに、ちらりと見えるルビー色の花柄生地…。
ブラック・チャコール系、ネイビー系、ブラウン系のいずれのお洋服にも合わせやすく、秋冬の装いを華やかにしてくれます。

アンティーク素材にこだわり、その魅力をぎゅっと閉じ込めた、存在感のあるリボンショルダーです。

◆size (平置で採寸) ◆
w(口回り) 約34.5cm
h(中央) 約28cm
マチ 約6cm
持ち手 リボンの結び具合によって、約59cm〜 約94cmの間で調節可能です。

ラミネート加工されたリネンの生地にアンティークレースをあしらったトートバッグです。

バッグ前側には、草木をモチーフにして織られたようなアンティークのクロシェレースと、ぽこぽことした表情の可愛らしい2色で織られたレースをあしらいました。どちらも、どこか懐かしい感じのする、味わいのあるレースです。

表地に用いたのは、素朴な雰囲気が魅力的なリネンをラミネート加工した生地。
ラミネートですが、艶消のもので、あまりテカテカとした感じがないので、遠目には普通のリネンのバッグのようにも見えます。摩擦や水濡れに強く、また適度な厚みのある質のよい生地ですので、丈夫で長くお使いいただけます。

また、雨の日も気兼ねなくお使いいただけるように、バッグの口部分はファスナーで開閉できるようにしました。

ファスナーの先の始末は本革で…。

内布に用いたのは草花柄のコットン。サーモンピンクのお色が可愛らしい雰囲気の素敵な生地です。ポケットの口部分は、織り模様の入ったコットンで切り替えてアクセントに。

持ち手には、オレンジブラウンの丈夫な帆布を用いました。少し太めの持ち手でタックを入れて品よく仕上げています。
布ですので、手にやさしく馴染みます。

販売価格+1,000円で、下の写真のように、本革のブローチをお付けすることもできます。
（ブローチですので、取り外しも可能です。）

しっとりとした本革です。

大きめのサイズですので、荷物の多い日も安心です♪
リネンならではの美しい亜麻色とアンティークレースの醸し出す、ナチュラルでやさしい雰囲気をお楽しみいただけるトートバッグです。

◆size (平置で採寸) ◆
w 約47.5cm × h (サイド) 約29cm× マチ 約11.5cm
持ち手 約38cm

アンティークレースのポーチとホームスパンリネンのポーチです。
こちらは、写真のみでご紹介させていただきます。
詳細は、online shop のそれぞれのページをご覧くださいね。

::: アンティークレースのポーチ (ange) :::

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::: ホームスパンリネンのポーチ（rouge） :::