
幼い頃から小学生くらいまではずっと祖母が縫ってくれた洋服・着物を着て育った私。
今使っている裁縫道具やミシンも、多くは祖母から譲ってもらったものです。
祖母の家にいくと、ときどき長い時間を経て姿を見せる、
ちょっとどきりとするものたちに出会います。
そんなものの一つ、「お縫物針セット」。
「太陽生命」と書いてあるので、おそらくいただきもの…。
中はこんな感じ。和裁用の針や刺繍針、そしてマチ針がずらり。
こんなのをもらえるなんて素敵!


上には「誕生石と結婚記念式」が書かれています。
1月誕生石 ガーネット 貞操・友愛
2月誕生石 アメシスト 高い徳と理想…
紙婚式 (1年目)
綿婚式 (2年目)…
これからお嫁にいくお嬢さんが持つ「お縫物針セット」というようなイメージでしょうか…。
いつ頃のものか定かではないけれど、
こういうものを粗品としていただけるような時代があったのだなー

月別アーカイブ: 2011年9月
リネンのくったりバッグと、花柄アンティークレースのショルダー


本日、新作バッグを2点アップしました。
くったりとしたとても風合いのよいリネンに、花のアンティークモチーフをあしらったバッグと、滑らかなブラウンの起毛素材にとても雰囲気のあるアンティークレースをあしらったバッグです。







shopはこちらです。
もしよろしければ、ご覧くださいね。
バッグの裏側

涼しく優しい風に虫の声…。台風去って、少し秋を感じる京都です。
今年の夏は、台風とともにやってきて、
台風とともに去っていったような、そんな印象でした。
最近は、秋らしく落ち着いた花柄の布で、
ファスナー付きポーチや斜めがけのショルダーバッグ、
気軽に日常的にお使いいただけるような、
くったりとしたリネンのバッグなどを制作しています。
リネンのくったり感を生かしたバッグも個人的には大好きなのですが、
布バッグの柔らかさを残しつつも、ほどよくしっかりとした感じに仕上げたバッグも、
やはり作りたい…と思い、試行錯誤の末、現在使っているのがこのキルト芯です。

ほどよい厚みとこしがあるこちらのタイプはバッグを自立させたいときなどに。
触った感じも、ほどよい柔らかさと目の詰まったしっかり感があって、とても心地よく、
私の愛用しているバッグにも、この芯を用いています。
そして、ほんの少し厚みとふんわり感を出したいけれど、
そこまで厚さとはりは必要なく、柔らかいままでいきたいな…というときには
こちらの芯を。

こちらのポーチに用いています。

ネットで販売していると、実際にお手にとって、風合いや手触りを
実感していただけないのがとても残念なのですが、
その分、複数の写真をupしたり、今回のように
「表には出ないけれどこだわっているところ」をご紹介することで、
少しでもイメージしていただきやすくなれば…と思っています。
現在制作中のバッグやポーチは、9月中旬頃にShopに並べる予定です。
またぜひお店をのぞいてみてくださいね。
ハンドメイド布バッグ屋
shiroi mokuren
