冬には、琵琶湖疏水にあんなにたくさんいたマガモ。
1週間くらい前、暖かさを感じるようになってきた頃から全く見かけなくなり、彼らはどこへ行ったのだろう…と思い、調べてみると、なんとシベリアに帰る季節なんだとか。
冬になると、北のほうでは川や湖が凍ってしまって餌がとれなくなるので、こちらに渡ってくるのだそうです。
秋頃から見かけるマガモの数がどんどん増え始め、2月の寒い時期には、かなりたくさん泳ぎ、餌をとっているのを見かけました。
彼らはたいてい仲良さそうにつがいでいるのですが、つがいになるのは渡ってきた後の日本なのだそうです。
帰りはつがいで帰り、春にシベリアで子を産み育て…。そして、また季節は巡り…。
身近にいるマガモたちが、シベリアと日本という距離を移動しているとは全く知らず、彼らの生活圏のスケールを思い、少しどきどきしてしまいました。
マガモがいなくなった疏水沿いに、鷺が一羽。
あと数週間もすれば、この疏水沿いも、桜色に染まります。