投稿者「shiroi mokuren」のアーカイブ

4月の畑と、花籠のキルト

今年は、春を通り越して、もう初夏のような雰囲気。
3月半ばに植え付けたじゃが芋は、こんなに大きくなりました。(植え付け時の記事はこちら

えんどうも次々に…。

今日、収穫したスナップえんどう。初ものを、シンプルに塩茹でしていただきました。

野いちごに、ブルーベリー。

先月末に種まきしたレタスは、本葉が…。
すでにレタス感があって、なんだかかわいい。

赤紫蘇はこぼれ種から芽が。

こちらはカブ。

まだしばらく種まきは続きます…♩

 

お花も。

先日植えた、ミヤコヤスレとオダマキ。

昨年、母にもらって植えたフクロナデシコは、いつの間にか、こんなに咲いていました。

植えてから3年目の白山吹。

祖母の庭から移植した牡丹も咲き始めました。

紫陽花には花芽。

そして、ジャーマンカモミール。
毎年種まきしていたのですが、なかなかうまくいかず、昨年は春ではなく秋に種まきしたら、この春初めて蕾をつけました。
とってもうれしい…!花咲かせるのが楽しみです。

 

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畑しごとが限りなくある季節ですが…合間に作った、春らしい、花籠のミニキルト。

こちらは木製のパネルに仕立ててみました。

 

 

 

ひまわりの女の子

お庭仕事が好きな女の子をイメージして作ったカントリードールです。

お花や果物の種の袋がデザインされた、おしゃれなワンピースに、緑のチェック柄のエプロン。
お袖を上げてきゅっと結んだ大きめのリボンがかわいいアクセントに…。

ボディとワンピースはコーヒー染め、ドロワースのレースは紅茶染めしております。

こちらのお人形は、静岡県のお客さまのもとへお届けさせていただきました。
ありがとうございました。

*サイズ
頭(帽子を含む)から足までで 約36cm
座らせると 約17cm

 

 

 

春の吉野

4月1日

吉野経由で、洞川温泉へごろごろ水を汲みにいきました。

吉野周辺も、ちょうど桜が咲き始めの頃。

奈良市内から吉野まで、車で1時間少し。
金峯山寺では、本堂蔵王堂の秘仏、金剛蔵王権現3体がご開帳されていて、今回初めて拝むことができました。

山には野生の木蓮も。

こんなに大きな木蓮、初めて見ました。

民家の軒先には燕。

とってもよいお天気で、散策日和でした。

吉野から洞川温泉までは、さらに車で1時間。
吉野は歩いていると少し暑いくらいのお天気でしたが、洞川は標高が高くて少しひんやり。

昨年秋に温泉に入りにきたとき、名水ごろごろ水を飲んで、そのあまりの美味しさに感動し(その時の記事はこちら)、それ以来、2ヶ月に一度、10Lの給水ボトル10個(合計100L!)に水を汲みにくるようになりました。
毎日のお料理や炊飯、お茶を飲むときに使わせていただいています。

水汲み場は、蛇口から水が出るように整備されていて、駐車スペースもあり、駐車料金を払って、お水をいただくことができるようになっています。
いつ行っても、みなさんたくさん汲んでおられます。

写真(上、下ともに)は、前回、2月半ばに行った時のもの。
この日、奈良市内では15度近くまで上がる暖かな日だったので、チャンスだと思い、スタッドレスタイヤの車で水を汲みに行ったのですが、さすがに洞川は寒くって、なんと雪が積もっておりました。

水を汲みにくるようになり、四季を通じて、大峰山麓の空気に触れられるようになり…とてもありがたい思いです。

 

 

 

二人の女の子

二人の女の子のお人形を作りました。

一人は赤毛の子。もう一人はダークブラウンの髪の子です。

どちらも、お洋服の生地やペチコートなど、細かなところにもこだわって作りました。

ちなみに、ボディはこんな感じ…。こちらの子のボディ生地はコーヒー染めしています。

 

山辺の道へ

3月27日

とてもよいお天気の日。約1年ぶりに、山辺の道(続き)を歩きにいきました。
(前回の山辺の道のことは、こちら

1日目は、春日大社〜白毫寺〜正暦寺〜円照寺まで(2022年)約12キロ
2日目は、円照寺〜弘仁寺〜白川ダム〜石上神宮〜天理まで(2023年4月)約12キロ
3日目は、天理〜石上神宮〜長岳寺〜柳本まで(約10.3キロ)

今回は、柳本から大神神社を経て、終点の桜井まで、約10キロを歩きました。

出発地点は、柳本駅から東に上がったところにある崇神天皇陵。ここから山裾沿いに、南へ歩きます。

すでに、住んでいる奈良市内からだいぶん南の方なので、西に見える山々がいつもと違い、とても新鮮。右の方にふたつ並んで大きく見えているのが二上山。今回は、ずっとこの二上山を右手(西)に見ながら歩くことになりました。

少し進むと、大和三山。ぽこぽこっと手前に見えている山です。左から、天香山、畝傍山、耳成山。

桧原神社(大神神社の摂社)からの二上山。

久延彦神社、狭井神社を経て、大神神社にお参り。
狭井神社には、三輪山から湧き出る神水をいただける薬井戸があり、そこでお水をいただきました。
からだに沁み渡るおいしさ…
この辺りまでくると、だいぶん疲れが出ていたのですが、あまりの美味しいお水に、足が軽くなり、生き返る心地でした。

そこから金屋の石仏、海柘榴市(つばいち)観音をお参りして、大和川へ。

大和川によって、ここから大阪、海と繋がっていて、かつて、遣隋使の小野妹子が帰国したのも、隋からの使者である裴世清一行を迎えたのもここだったそう。当時、海石榴市は物品の交換や商いをする市が立ち、たいそう賑わう場所だったようです。

(さらにそれ以前の6世紀には、百済の使者がこの地に釈迦仏の金銅像や経典を献上したとあって、それをもって日本に仏教が伝来したとされることから、「仏教伝来地」という碑も立っていました。)

最後は桜井駅まで歩き、そこから電車で奈良へ戻りました。

今回で、山辺の道、奈良市内から桜井までを4回に分けて完歩。歩くことで、その土地、その土地の雰囲気を肌で感じられ、とても心地よく、とても楽しいちいさな旅でした。

またいつか、近いうちに、三輪山登拝したいと思います。